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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)のエンディング
沢木の手によって、アクアクリスタルは海の底へと崩壊されていく。
仁科たちも警視庁の船に拾われる。
小五郎「いやー、危機一髪だったな……」
コナン「おじさん……ヘリコプター恐怖症治ったみたいだね」
小五郎「え? うわああ―――っ、降ろしてくれ―――っ!!」
気づくのが遅い小五郎であった。
そして、埠頭ではコナンが白鳥に拳銃を返す。
コナン「はい。知らないうちに飛び出したんで、僕びっくりしちゃった……」
白鳥「ったく、たまたま蘭さんの足にかすめたからよかったものの……一つ間違ったら大変なことになってたんだよ!?」
コナン「ごめんなさ―――い……(本当はハワイの別荘であっちの射撃場で親父に教わって撃ってたなんて、言えねーよな。けど、蘭には痛いを思いさせちまったな……)」
蘭が小五郎にストレッチャーに運ばれる。
目暮もそれに乗る。
白鳥「警部、せっかくのいい機会ですからゆっくり休養なさってください」
目暮「そうさせてもらうよ……」
その時、救急隊員が目暮の帽子を取ろうとするが。
目暮「ああ、帽子は取らんでいいから」
蘭「ねえ、新一でもお父さんみたいに撃ったと思う!?」
小五郎「さあな。俺ぐらいの腕がありゃ、撃ったかもな」
蘭「私もそう思う。ね、新一……」
小五郎「何だそりゃ!?」
蘭「新一のカード、スペードのエースよ。私、ずっと握り締めてたんだ……もしかしたら、新一が守ってくれたのかもね」
新一「バーロ、エースに助けられたのは俺の方……」
新一・コナン「へっくしゅん!」
コナン「だぜ……」
数週間後
英理のマンション
蘭「え? お母さんはお父さんが撃ったわけがわかってたの!?」
英理「もちろんよ。これでも一応夫婦ですからね。まあ、夫が妻の命を守るのは当然のことだけど……」
蘭「じゃあお母さんなんで出て行っちゃったのよ!?」
英理「あの人、あの日の夜私の料理をまずいと言って食べなかったのよ……」
蘭「はあ!?」
英理「足が痛いのに、感謝をこめて無理して作ったのに……それをあの男!」
(小五郎『バーロ! こんなもん作るくらいなら、さっさと寝てろぉ!!』)
英理「これが別居の真相。はあ、思い出すだけでも頭にくるわ。あの鈍感親父……」
蘭「そ、そうだったの……」
コナン(ハハ、これじゃ当分仲直りは無理だな……)
蘭(そういえば、お母さんの料理って……)
新一「超まずかったっけ!?」
(終)