戻る TOPへ
仮面ライダーGのエンディング
(テレビ朝日開局50周年記念番組『SmaSTATION!! Presents SMAPがんばりますっ!!』より)
吾郎は仮面ライダーGに変身し、シェードにさらわれた恋人・日向恵理を救い出した。
だが怪人フィロキセラワームの圧倒的な強さの前に、窮地に陥る。
Gの目の前の空間がオーロラのように歪む。
そこから現れたのは、仮面ライダーディケイド。
ディケイド「この世界を救えるのは、君だけだ」
G「あれは……!?」
そして、多くの世界を守って戦ったライダーたちまでもが現れる。
クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ。
クウガ「立ち上がれ!」
龍騎「愛のために戦うライダー!」
一同「G!!」
ライダーたちの声に力を与えられ、Gが力を振り絞って立ち上がる。
G「受け取ってもらおう……僕の、愛と正義のマリアージュ!」
フィロキセラがG目掛けて突進。
Gの渾身の手刀が、フィロキセラの胴を裂く。
そしてGのベルトから、エネルギーが全身に充填される。
G「スワリング・ライダーキック!! はぁっ!!」
エネルギーがGの右足に満ちる。
フィロキセラの猛攻を砕き、必殺のキックがドリルの如くフィロキセラに突き刺さる。
フィロキセラ「ぐはああぁぁ──っっ!!」
大きく吹っ飛び、地面に叩きつけられるフィロキセラ。
フィロキセラ「まだ……終わってないぞおぉ!」
断末魔のセリフを遺し、フィロキセラが大爆発。
勝利を収めたGの勇姿に、恵理は吾郎の面影を見る。
恵理「あなた……もしかして!?」
Gが背を向ける。
恵理「待って!!」
かつての恋人に正体を明かすことなく、Gが立ち去る。
投獄されているシェード創始者、徳川清山。
徳川「裏切り者には──死のバラを贈ろう」
その口元に、かすかに不気味な笑みが浮かぶ。
鉄格子の向こうには、紫色のバラが転がっていた。
沈み行く夕日を見つめるGが、ヘルメットを脱ぎ、吾郎の素顔を晒す。
吾郎「この世界は、僕が守ってみせる。そしていつか、戦いが終わったとき……君ともう一度!」