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第71話 恐怖キング・ジョッカー男〜さらばノリダーの巻U〜


 (先週のあらすじ)

 
「木梨猛・仮面ノリダーはジョッカー怪人との数多くの死闘により、体力・精神力ともに限界が来ていた」

 (戦闘員に襲われ、苦戦する木梨猛)
 (いつものように変身ポーズをとるが、変身しきれない!)

「猛は変身を試みるが、ベルトの風車は無残にもストップしノリダー登場にまで至らなかったのである。
改造人間である彼にとうとう休息の日が訪れたのだ」


 (ジョッカー基地。ついに登場したジョッカー総帥が動き出す)

「その頃、余裕のファンファン大佐の前に現れたのがジョッカー総帥である。自らが作り出した仮面ノリダーの能力を知る
ジョッカー総帥は、今がノリダーを倒すこれまでに無い最大のチャンスだと感じていたのだ。ジョッカー総帥がついに暗黒
のベールを脱ぐ時が来た」

 (ノリダーと似たようなポーズで変身するジョッカー総帥)

「その正体はこれまでの怪人の数千倍の破壊力を持つキング・ジョッカーだったのである」
恐るべき超人キング・ジョッカーがノリダーを暗殺するために立ち上がった」
「その頃、ジョッカー地下ミサイルは、ついに全世界へ向け発射された」

 (巨大ミサイルが地下に潜っていく)

「ミサイルの震動により日本の各地でも地震が発生し、ここチビッコハウスも例外ではなかったのである」

 (地震の被害から逃げ回るマリナとチビッコたち)
 (彼らの前にキング・ジョッカー男が現れる)

「地震によって破壊されたチビッコハウスにキング・ジョッカーが現れ、マリナとチビッコたちに襲い掛かったのである」
「猛はチビッコハウスに駆けつけたが時すでに遅く、マリナ・チビッコたは重傷を負い、チビ太がジョッカーの手に囚われてしまった」

 (重傷を負ったマリナを抱きかかえる猛)

「怒りに燃える猛は、自分の体の限界を知りつつも最後の戦いを決意した」

 (基地で高笑いをするキング・ジョッカーとファンファン大佐)

「しかし、仮面ノリダーに勝算はあるのだろうか?! ミサイルを止め、チビ太を救うことができるのであろうか!?」





 (アミーゴの地下、ノリダー秘密基地。猛と立花藤兵衛がいる)

猛「おやっさん、お願いです行かして下さい!」
藤兵衛「あせるな猛。幸いなことに、マリナちゃんやチビッコたちの命に別状は無かったんだ」
猛「しかし・・・」
藤兵衛「わかってる、そういう問題じゃないこともようくわかってる。しかしお前、今そんな体で出て行っていったい
何が出来るっていうんだ! チビ太どころかお前までやられてしまうぞ!」
猛「くそう・・・ジョッカーのやつらめ今度はいったい何を企んでいるんだ!」

 (その時、モニターが何かを映し出した。それは・・・・)

藤兵衛「チビ太!」

 (それはキング・ジョッカー男とファンファン大佐、そしてジョッカーの戦闘員と化したチビ太の姿だった!)

チビ太「世界中の全国民に告ぐ! 我々ジョッカーの地下ミサイルはお前たちの住む家へ発射されようとしている。
絶滅を避ける道は一つ! お前たち人間が我々ジョッカーの支配下となり、仮面ノリダーを我々に引き渡すことだ。
12時間以内に結論が出されない場合、ジョッカー地下ミサイルは発射され、人類は滅亡する!」
キング・ジョッカー「フハハハハハハハハハハ!! 長い台詞よく覚えたぞ!拍手!」

 (律儀に拍手をするジョッカーのみなさん)

猛「な・・何だって?!」
藤兵衛「くそう・・・・ジョッカーめ!」
猛「行かなくては!」
藤兵衛「待て!猛、何処へ行くんだ!」

 (出て行こうとする猛を必死に食いとどめる藤兵衛)

猛「おやっさん・・すいません!」バシッ
藤兵衛「おっ?!」

 (猛に当身を食らわされた藤兵衛。その場に倒れこむ)

猛「すいません・・おやっさん・・・」

 (変身ベルトを持って出て行こうとする猛)

藤兵衛「許さんぞ・・・・」
猛「・・・・・・・・・・・ほっ!」

 ブスッ!(藤兵衛に駄目押しのカンチョーを食らわせて気絶させた猛。ベルトを持って外へ)


猛「俺をジョッカーに引き渡すだと?! 俺からそっちへ乗り込んでやる! だけど・・・その前に・・・・」




 (病院の屋上に立つマリナに声をかける猛)

猛「マリナさん」
マリナ「猛さん・・」
猛「すいません・・僕のせいでマリナさんや、チビッコたちに怪我をさせてしまって・・・」
マリナ「ううん、猛さんの責任なんかじゃないわ」
猛「いや・・あの・・僕がもう少し速くチビッコハウスに行ってれば、こんなことにはならなかったんだ」
マリナ「猛さん、そんなに自分を責めないで・・・それより猛さんの方こそ早く体を治さないと。私の家に来たときも
お医者様呼んだのにどっかっいっちゃって、すごく心配したんだから。猛さん・・・もう・・私のそばから離れないでね?」
猛「・・・・・・・・・・・」

 (マリナの声を聞きしばし悩むも、意を決して振り返る猛)

猛「マリナさん・・・・・・・僕は・・・・僕は人間じゃないんです・・・・・僕の正体は・・・・・・
仮面ノリダーです・・・・!」
マリナ「?!」
猛「ジョッカーの改造手術を無理やり受けた僕は、脳の改造をする前にジョッカー基地を抜け出しました。
裏切り者の汚名を受けた僕は・・・その時からジョッカーと戦い始めました・・・・・・・・・驚きましたか?」
マリナ「・・・ううん、猛さんが仮面ノリダーであろうと改造人間であろうと、猛さんには変わりないじゃない。
猛さんは猛さんよ」
猛「僕はもうほとんど戦えない体になりました。このまま気持ちだけは人間として生きていくことはできます・・しかし!
ジョッカーが最後の戦いを挑んできました・・・逃げるわけにはいきません!」
マリナ「待って!」

 (その場を去ろうとする猛を引き止めるマリナ)

マリナ「行かないで!」
猛「マリナさん・・・行かないとチビ太が危ないんです・・・・・・ここで見てて下さい」

 (マリナを振り切った猛。変身ポーズをとる)

猛「カキーーーン! カーイワレ巻き蒔き ネーギトロ巻き巻き まぁわいてまゎいて 手巻き寿司・・・・!」

 (マリナのほうを向いて二番に入る猛)

猛「スイスイスーダラダッタ スラスラスイスイズーーーイ! 二ッ!! トゥオッ!!!」

「木梨猛はベルトの風車に風圧を与えることによって仮面ノリダーに変身するのだ!!」

 (最後の変身を終え、仮面ノリダーとなった猛)

ノリダー「どぇうえい!・・・・・・・マリナさん・・・・・・・・・さようなら・・・・」
マリナ「猛さん・・・・・・・」
ノリダー「・・・・・びゃおうう!トォオッ!」

 (愛車ノリダーサイクロンに飛び乗ったノリダー)
 (屋上にいるマリナと最後の視線を交わし、いざ戦いへ!)

ノリダー「・・・マリナさん・・・・・・!」(愛してます・・・・・!)
マリナ「帰ってきてね猛さん・・・・・いえ、仮面ノリダー・・・・・・」





 (ジョッカー基地を目指しひた走るノリダー。その様子をモニターで見ているファンファン大佐)

ノリダー「ジョッカーどこなんだ!?」
ファンファン「ふん! みすみす死にに来たか。ヨーーーイGo!」

 (ファンファン大佐の命を受けた戦闘員がスイッチを押すと、すさまじい爆発がノリダーを襲う!)

 ドガンアアアアアン!!!バゴゴゴオオオオン!!

ノリダー「ジョッカーはどこだ!?どこなんだーーー!? てっ、あぶねーーーー!!!」

 (ものすごい爆発に巻き込まれ、放り出されるノリダー。彼を嘲笑する笑い声)

キング・ジョッカー「ハハハハハハハハ・・・・あっちあっちあっちちちち!!!」

 (爆発がすごすぎて余波を受けたキング・ジョッカー)

キング・ジョッカー「ハハハハハハハハハハハ、キング・ジョッカー!!」
ノリダー「くそうおおおお 出たなジョッカーの怪人! あんなに爆薬いっぱい仕込みやがって、
チビ太はいったいどこへやったんだ!!」
キング・ジョッカー「ゆけい!!!」
戦闘員「イーーーー!!」

 (キング・ジョッカーの命を受けた戦闘員がノリダーに襲い掛かる)
 (それに混じりノリダーを攻撃するキング・ジョッカー)

ノリダー「とぅおっ!とぅえい!」
キング・ジョッカー「おあらあ!」

 (キング・ジョッカーの攻撃をまともに受けダウンするノリダー)

ノリダー「ぬぬうううおのれ!来い!」

 (傷ついた体を引きずり戦うノリダー。だが、その動きに切れはない)

ノリダー「ようしこの技だ! だいぶ前の技覚えてるか?!お前らはこの技で死ぬんだ!」
「”ノリダーカーニバル&フェスティボー!!!”」

 (だがその攻撃はジョッカーまで届かない)

キング・ジョッカー「ハッハッハッハッ・・ノリダー! お前にはもうすでに戦う力が残っていないんだ!」
戦闘員「イーーーーーーー!!」

 (意気あがる戦闘員がいっせいにノリダーに襲い掛かる!)
 (何とか応戦しようとするノリダーだが、劣勢は覆せない!)

ノリダー「ようし・・・こっちへ来い!」

 (戦いの場を移すノリダー)

ノリダー「チビ太を返してくれ! チビ太はどこなんだ!」
キング・ジョッカー「チビ太を返してほしければ・・・・夏休みに後楽園へ来い!!」
ノリダー「なんだそれは!! チビ太を返せといってるんだ!」
キング・ジョッカー「ハッハッハッ! だったら俺たちの支配下に入るんだな、キング・ジョッカー!」
ノリダー「このバカたれ! 来い!!」
キング・ジョッカー「フッフッフッフッ!」
ノリダー「この大バカたれ、きさまを倒してやる!」
キング・ジョッカー「フッフッフッ”F1ギャル”!!」

 (ハイレグポーズをとってギャグをかますキング・ジョッカー)

ノリダー「来い!!!」
キング・ジョッカー「おうらっあ!」

 (ノリダーとキング・ジョッカーの戦い。だが圧倒的にキング・ジョッカーが押している)

 (そのころおやっさんはジョッカー本部の入り口まで来ていた)

藤兵衛「猛、頑張れ! チビ太はわしが助け出す!」


 (キング・ジョッカーに叩きのめされたノリダーは・・・)

ノリダー「この時、この時だ! こいつに頼るしかない! 頼んだぞチビノリダー!!」

 (取り出したチビノリダーカプセルを投げる)


チビノリダー「チビノリダー参上!!」
ノリダー「ようし、チビノリダー来てくれたな! ならこの技だ!」「”チビノリダー足持っちゃってぶん回しアタック”だー!!」

 (チビノリダーをかかえたノリダーが戦闘員に突撃)

ノリダー「ようし! 頼んだぞチビノリダー!」
チビノリダー「まかしとけ!」

 (ノリダーに振り回わされたチビノリダーが、次々と戦闘員を倒していく!)

ノリダー「うおうりゃ!とおうりゃ!」
チビノリダー「このスットコドッコイ! このウスラトンカチ!」

 (ひととおり暴れた二人は次の技へ)

ノリダー「ようし、いっぺんに倒すぞ!」
チビノリダー「まかしとけ!」
ノリダー「チビノリダーーーーーーロケット爆弾!!!」

 (ロケットのように放り投げられたチビノリダーが爆発をお越し、戦闘員を一網打尽にする)

ノリダー「よしよしよしよしよし!チビノリダー大丈夫か!?」
チビノリダー「大丈夫、大丈夫!」
ノリダー「ようし! 後は貴様だけだ! 貴様を倒すまで、我々二人は戦い続ける!」
チビノリダー「戦い続ける!」
ノリダー「ダブルーーーーーキック!」

 (二人並んで走りキング・ジョッカーにキックをかますが、あっさり蹴り返される)

キング・ジョッカー「ハッハッハッハッハッ!」




 (そのころ、ジョッカー基地に潜入したおやっさんは、チビ太を見つけ出していた)

藤兵衛「チビ太、大丈夫か!?」

 (手足を縛る鎖をはずすおやっさん)

藤兵衛「チビ太!」
チビ太「おっさん!」
藤兵衛「しーーーーー! おっさんじゃねえ、おやっさんだ! 速く!」

 (チビ太を連れて逃げ出すおやっさん)



 (ノリダーとキング・ジョッカーは・・・・・)

キング・ジョッカー「指先さきっちょ爆弾!!」

 (キング・ジョッカーが指を向けた先で大爆発が起こる。ノリダーにダメージを与えると同時に・・・・
  キング・ジョッカーもひるませた!)

ノリダー「ぐぁああああ!」
キング・ジョッカー「フッフッフッフ・・ノリダー、俺は今、怖くて手をこういうふうにしていた!」

 (手袋を脱いで指先をたてるキング・ジョッカー)

ノリダー「恐るべきキング・ジョッカー!」
キング・ジョッカー「この技も受けてみろ!」
ノリダー「何だ!」
キング・ジョッカー「”キング・ジョッカー酸味のきつい女は嫌われるが三位一体”!!」

 (三人に分身するキング・ジョッカー)

ノリダー「おおっ!? 同じ怪人が三人いる!?」
キング・ジョッカー「キング・ジョッカー!」
ノリダー「くそう!いったいどれが本物なんだ!」
キング・ジョッカー「行くぞ!!」

 (三人のキング・ジョッカーがノリダーたちの周囲を高速で回る)

キング・ジョッカー「トーア・カマタ!トーア・カマタ!」

 (ノリダーの首筋にチョップを喰らわせるキング・ジョッカー)

キング・ジョッカー「ハッハッハッハッ! ワン!ツー!スリー!フォー!」

 (なぜか三人で踊りだすキング・ジョッカー)

キング・ジョッカー「三位一体戻り! 三位一体でした。どうもありがとうございました!」

 (言葉どおり一人に戻ったキング・ジョッカー。ノリダーを指差す)

キング・ジョッカー「いよいよお前との対決、一年半の最後だノリダー!」
ノリダー「必ず、必ず倒してこの日本をいや世界を守ってやるぞ!」
キング・ジョッカー「フッフッフッフ!」

 (変身ポーズに似た構えを取るキング・ジョッカー)

キング・ジョッカー「キーーーーング・ジョッカーーーーーー稲妻ーーーービーム!!」

 (キング・ジョッカーから放たれた光線がノリダーとチビノリダーを襲う!)

ノリダー「うあああ!くそう!」
キング・ジョッカー「もう一度ぶつけてやる! キング・ジョッカー稲妻ビーム!!!」
ノリダー「鏡返しだーーーーーーー!」
キング・ジョッカー「うおおおおおおおっ!」

 (光線を跳ね返されたキング・ジョッカー。ダメージが大きい)

キング・ジョッカー「い、い、いかん! カ,カ、カラータイマーが!」「こうなったら、地下ミサイルを爆破してやる!」
ノリダー「キング・ジョッカーは体の装置でミサイルを操っていたというのか!」
キング・ジョッカー「今頃気づいてももう遅いぞノリダー!」
ノリダー「ようし、こうなったら・・・奴を一緒に宇宙へ連れてって爆破するしかない・・・・俺も一緒に宇宙に・・・・最後だ」
「ノリダーーーーーージェット噴射!」

 (背中にジェットパックを背負うノリダー)

ノリダー「これで一緒に・・・これで一緒に宇宙に行く・・・そしてお前と一緒に爆破だ・・・」

 (キング・ジョッカーに掴みかかるノリダー)

キング・ジョッカー「離せノリダー!離せ!」
ノリダー「来るんだ!」

 (抵抗するキング・ジョッカーに対し・・・)

ノリダー「ようし・・・・・・ほっ!」ブズッ!

 (キング・ジョッカーに浣腸をかまして黙らせるノリダー)

ノリダー「おやっさん・・・・マリナさん・・・・・」
キング・ジョッカー「・・・・・うらっ!」ブズッ!

 (浣腸をやり返すキング・ジョッカー。だがノリダーはひるまない)

ノリダー「おやっさん、マリナさん、そして全国の皆さん、さようなら・・・」
チビノリダー「ノリダー!僕も行く!!」

 (ノリダーにしがみつこうとするチビノリダー)

ノリダー「ダメだ! お前は地球に残って戦うんだ、いいな!」
チビノリダー「・・・・!」 (首を振るチビノリダー)
ノリダー「ダメだ! 向こうにいってるんだ!」

 (チビノリダーを離したノリダー)

ノリダー「ようおおおおおし! 行くぞ! ノリダーーーーーーいやおうぉーーーーーーーー!!!!!」
チビノリダー「ノリダーーーーー僕も行くーーーー!」

 (チビノリダーの声には答えずジェットを点火させたノリダー。キング・ジョッカーを抱えて大空へ舞い上がる)

 (その頃、ジョッカー基地から脱出したおやっさんとチビ太。そこにマリナやチビッコたちがやってくる)

マリナ「立花さん!」
藤兵衛「おお!マリナちゃん!」
マリナ「な、ノリダー・・・猛さんは・・!?」
藤兵衛「キング・ジョッカーといっしょに!」
マリナ「・・・・・・・・・・・・・!!」


 (地球から飛び出し、宇宙に来たノリダーとキング・ジョッカー)
 (ノリダーの脳裏に今までの思い出が蘇る・・・)

 (マリナや藤兵衛、チビッコたちとの楽しかった日々・・・・・・・)
 (おたまきじゃくしをとったり、遊園地に行ったり、その他にもたくさんの思い出が・・・・・)

ノリダー「うっううう・・・・・・」(涙声になりながら宇宙を行くノリダー)
「さようなら!! びやぁおうううううううう!!!」

 ドゴごごごごゴゴゴン!!!!(宇宙で起きる大爆発。ノリダーとキング・ジョッカーの姿は消滅した・・・・・)

 (地上からノリダーの消滅を知った藤兵衛たち)

藤兵衛「あっ! 猛ーーーーーーーーーーーーー!」
マリナ「猛さーーーーーーーーーーん!」
チビッコたち「猛兄ちゃんーーーーーーーーーーー!」


 (一方、ジョッカー基地は崩壊を始めていた)

ファンファン「うおおお!? 総帥!総帥! 何が起こったんだあ!!!」

 (基地崩壊に巻き込まれたファンファン大佐)

ファンファン「私は・・・・こんなところで何をしていたんだ・・・・?」

「ジョッカー基地爆破の衝撃で、ファンファン大佐は普通の人間に戻った!」 

 (ボロボロになりながらも基地を出て行くファンファン元大佐)


 (一方、悲しみに包まれる藤兵衛たち。マリナの眼からは涙が溢れる・・・・)

チビ太「猛兄ちゃんは死んじゃったの?」
藤兵衛「猛がもし死んでしまったなら、猛を殺したのはわしたちだ。自分の死を覚悟してまで、あいつはジョッカーに
立ち向かったんだ。わしたちが、世界の人間たちがもっと力をあわせていれば・・・・すまん猛!!」
マリナ「猛さんはきっといきてるわ。 傷ついた体をどこかで休めているのよ。きっとそうよ。
いつか、私たちのところに帰ってきてくれるわ。 必ず帰ってきてくれる」
藤兵衛「ありがとうーーーーーーーー猛ーーーーーーーーーーー!!!」
マリナ「ありがとう、ノリダーーーーーー!!」

 (空に浮かぶノリダーの笑顔)

「仮面ノリダー・木梨猛とチビノリダーの活躍で、悪の秘密組織ジョッカーは滅んだ!」「数々の死闘を繰り広げ、
世界の平和を守ってくれた仮面ノリダー。私たちは決して君のことを忘れない!」
「そして、またいつか地球に危機が訪れた時、その時はみんなで呼ぼう仮面ノリダーを! ノリダーはきっと
私たちを守るため悪と戦ってくれるだろう!」
「ありがとう、仮面ノリダー!! さようなら、仮面ノリダー!!!」



”仮面ノリダー 完”

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