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仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼のエンディング


古文書に記された、戦国時代の響鬼たちとオロチとの戦い。

響鬼「猛士……行くぞ!」

明日夢の兄・猛士の遺した剣を握り締めた響鬼が、オロチ目掛けて飛びかかる。
が、逆にオロチの一撃で吹き飛ばされ、砂浜に叩きつけられる。
猛士の剣は海中へ……

威吹鬼たち「響鬼さん!」「響鬼!」

オロチが火炎を吐き、響鬼たちが炎の中に掻き消える──

明日夢「響鬼さぁん!?」

勝ち誇るように、オロチが咆哮をあげる……。


そして現代。

古文書で戦国時代のヒビキたちの物語を読んでいる明日夢。
響鬼たちがオロチに襲われたところを最後とし、残りのページはすべて破れ落ちている。

明日夢「何だよ……これで終わり? これじゃ結末わかんねぇじゃん……」

電話が鳴る。

明日夢「はい。あ、おやっさん? ……え、またオロチが!?」


海岸。響鬼とオロチが対峙する。

響鬼「よしっ、来い!」

オロチの放つ火炎弾を、響鬼が次々にかわす。
音撃棒で渾身の烈火弾を、オロチに撃ち込む。
さらにオロチ目掛けて飛びかかり、顔面に音撃棒を突き刺す。
オロチは響鬼を鼻先に乗せたまま海に潜り、海から飛び出したかと思うと、響鬼を海岸へ吹き飛ばす。

そこへ明日夢が駆けつけてくる。

明日夢「ヒビキさぁん!」

オロチが次々に放つ火炎弾の衝撃で、明日夢まで吹き飛ばされてしまう。

海岸に転げる明日夢。起き上がる彼の目に、海岸の洞窟が映る。
その洞窟の光景が、古文書で読んだ、戦国時代の明日夢が猛士の剣を見つけた洞窟の光景と重なる。

明日夢「あれはまさか……?」

夢中で洞窟へ入った明日夢が、枯れ木や蜘蛛の巣をかき分け、奥へ進む。

明日夢 (きっとある筈だ……どこかに……!)


響鬼の苦戦が続く。


そして洞窟の奥。古文書で呼んだ猛士の剣が、まさしくそこに……!


オロチの攻撃のダメージで、響鬼がふらふらと砂浜に膝をつく。

響鬼「ハァ、ハァ……強い……」
明日夢「響鬼さん!!」

響鬼に駆け寄る明日夢を、オロチが咆哮をあげて威嚇する。

明日夢「……誰が逃げるかぁっ!!」

響鬼のもとへ明日夢が駆け寄り、猛士の剣を手渡す。

明日夢「ヒビキさん! これを……!」
響鬼「明日夢……これは……?」
明日夢「ヒビキさんの剣です……ずっと昔から!」
響鬼「俺の……?」

明日夢から剣を受け取る響鬼。明日夢が息を切らしつつ、頷く。
剣身に「響鬼」の文字が刻まれている。

響鬼「よし……!」

響鬼が剣を構えて立ち上がる。
炎のような気と共に、剣が音撃鳴響剣・装甲アームドセイバーへと姿を変える。
さらに響鬼までもが炎に包まれる。
明日夢の目の前で、響鬼の全身が次々に装甲に覆われ、装甲アームド響鬼へと変身を遂げる。
その雄姿に目を見張る明日夢。

響鬼「明日夢、見てろよ」

今まさに襲い掛からんとするオロチ。
響鬼目掛けて振り下ろされた尾を、響鬼が装甲声刃で一刃のもとに斬り捨てる。

響鬼「ハァァ……でやああぁぁ──っっ!!」

気合いと共に放たれた響鬼の雄叫びが、装甲声刃により音撃となって炸裂。

オロチが爆発四散──

明日夢「やったぁ!!」


そして、戦国時代。

ヒビキたちの旅立ちを、明日夢や藤兵衛ら村人たちが見送る。
鬼たちの顔には、もうわだかまりはない。
そして村人たちの顔にも、かつて鬼たちを疎んでいたような顔はもうない。

ヒビキが馬に跨る。

ヒビキ「じゃあな! シュッ!」

現代のヒビキと同じポーズを決めるヒビキに、明日夢が微笑んで頷く。
ヒビキたちが去ってゆく。
村人たちが手を振って見送り、そして今までの非礼を詫びるかのように、深々と頭を下げる。

ひとえ「いつかきっと……人間と鬼たちも、わかり合える日が来るわよね」
藤兵衛「その為にも……彼らを助ける組織を作ろうじゃないか」
村人たち「あぁ」「んだ」

藤兵衛「そうだなぁ……組織の名前は……」

明日夢「猛士!!」


明日夢とひとえが、オロチの生贄となった少女・鈴の墓に手を合わせる。


藤兵衛のもと、魔化魍に荒らされた村の復興が進む。
家の修理に精を出すトドロキに、ひなこが弁当を届ける。


寺での修行生活に戻ったトウキ。


城に戻ったイブキは、女たちに囲まれてバカ殿ぶりを全開。


ハバタキが、愛する妻子との再会を果たす。


土産物屋で凧売りに励むキラメキ。


牢屋に逆戻りしたニシキ。守銭奴ぶりは相変わらずで、懐から貨幣を取り出し、ほくそ笑む。


道端で幼子の頭を撫で、笑顔を見せるカブキ。


颯爽と馬を駆るヒビキが、いずこかへと駆け去ってゆく──


(終)
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