百鬼帝国が その攻防を賭けた決死の猛攻撃の前に ゲッターロボの必死の抵抗も空しく 東京はついに 百鬼帝国に占拠されてしまった |
大決戦! 日本上空 |
弁慶の回想。 隼人「嫌な夕焼けだな…… まるで血が流れているようだぜ」 弁慶「やめろ、そんな言い方!」 隼人「そう見えるから、仕方ねえよ」 弁慶「いい加減にしろってんだよ。お前は神経質っていうか何ていうか、考えすぎなんだよ」 隼人「お前みたいに無神経より、いいだろ?」 弁慶「何だと!?」 竜馬「よせよ、2人とも!」 弁慶「何も、わざわざイライラさせるようなこと言わなくたっていいじゃねぇかよ!」 竜馬「もういいだろ、弁慶? 何もしないでじっと待っていると、落ち着かないことがある。それより、どうだ? 外へ出て、一汗かこう」 |
ミチルの回想。 不時着したミチルのレディコマンドに、隼人が駆け寄る。 隼人「大丈夫か、ミチルさん!?」 ミチル「私はカスリ傷だけよ! それより早く、エネルギーの補給をして!」 隼人「あぁ、あとは俺がやる。ミチルさんは早く、研究所へ戻るんだ。あっ、来たな?」 敵機の襲来。ミチルに替り、隼人がレディコマンドに乗り込む。 ミチル「隼人くん、気をつけてね!」 隼人が胸にさげているロザリオの鎖をちぎり、ミチルに投げる。 隼人「ミチルさん、これを! 鎖が切れたんだ。直しておいてくれ!」 ミチル「隼人くん…… 死なないで!」 |
回想。 隼人とヒドラーのもとに瓦礫が降り注ぐ。 隼人は気を失うが、ヒドラーはかろうじて立ち上がる。 ヒドラー「くそぉ、こんなところで死んでたまるものか! ミチルの代わりに、こいつを捕虜に連れ帰ってやる」 気絶したままの隼人を連れ、ヒドラーが小型機で奪取する。 ヒドラー「よくもメカ闇虫鬼を破壊してくれたな? この償いは、貴様自身の手でさせてやるぞ」 |