【前回までのあらすじ】 謎の暗黒騎士・呀の正体は、冴島鋼牙の父・大河のかつての弟子、バラゴであった。そしてバラゴこそが共通の仇と知った鋼牙と涼邑零は、共闘を誓う。 バラゴの真の目的は、御月カオルの体をゲートとして、真魔界に眠る究極のホラー「メシア」を召喚し、自らメシアと一体化して最強無比の存在となることだった。 これまで龍崎駈音に姿を変えてカオルを監視し続けてきたバラゴは、冴島邸からカオルをさらい、魔導陣の据えられた高層ホテルでメシア召喚の儀式を始める。だがバラゴは、メシアの意思に支配されたカオルにより、逆に捕食されてしまう。バラゴに仕えていた筈の三神官は逆に、バラゴをメシアの餌とすべく彼を利用していたに過ぎなかったのだ。 そこへ鋼牙と零が乗り込む。メシアに支配されたカオルは2人を痛めつけるが、鋼牙の必死の説得により、カオルはメシアの支配から解放される。 鋼牙はカオルをゲートとして真魔界へ乗り込むべく、カオルを抱いて魔導陣へ飛び込む。真魔界へと通ずる魔界でカオルの精神体と再会した鋼牙は、メシア打倒を誓って彼女に希望を与え、真魔界へと向かう。 一方、魔導陣の外では、三神官が合体した姿・ガルムに、零が立ち向かう…… |
英 霊 |
鋼牙「カオル、しばらくお別れだ。俺は北の管轄に行くことになった」 カオル「大丈夫。実は、私もね」 |
そして、ボロボロになった 黄金の騎士を 待っていたものは……。 |
(カオルのナレーション) これで 私と黄金騎士との物語は 終わったわけではない 彼が 「守りし者」として 戦い続ける限り── |