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かまいたちの夜(TVドラマ)
ゲーム「かまいたちの夜」を元にしたTVドラマです。

ゲーム「かまいたちの夜」のファンサイトで知り合った仲間達が
それぞれの役で映画を作ろうとし、ペンション「クヌルプ」に集まるが
満席、そこにペンション「シュプール」のオーナーが現れる。
山奥の小学校を改築した「シュプール」に泊まる事に。
嵐の中「田中一郎」役の人が殺され、「ミキモト」役、「ミドリ」役と
次々と殺されていく。主人公(透もどき)は真里(本名)に小学生の思い出を
話し出す。それは透君という子供と過って火事を起こし、自分は逃げた事。
透は自分一人でやったと言い、透は体育館の地下に閉じ込められたり、
いじめに逢うようになった。自分は怖くていじめられる側になっていた。

透もどきは自分が犯人だと決めつけられ「シュプール」の地下室へ閉じ込められた。

〜「シュプール」地下室、縛られてる透もどき〜
透もどき「痛..(手首が縄でしばれあれている)何でこんな事に」
少年が地下室に現れる。謎の少年「僕の事、覚えていてくれたんだね?」
透もどき「透..君?ごめん、裏切って..許して..くれる..?」
首をふってかまを持ち近付く少年。地下室の入り口を叩く音。
透もどき「助けて!誰か助けて!」
地下室に降りて来る、かまを持った血まみれのオーナー小林。
かまの一撃は透もどきの手の縄を切り、小林はそのまま倒れる。
小林「私達が..間違っていた..(絶命)」
透もどき「間違い?オーナー!誰にやられたんですか!?」
階段に真里(本名)が現れ、透もどきに向かう。
透もどき「真里ちゃん..何があったんだよ!?」
真里「皆..殺されちゃった!」透もどき「誰が殺したんだよ」
真里「..俊夫」小林のカマを取ろうとする真里。
透もどき「どうしたんだよ」真里「武器が無いと殺されちゃう!」
カマを取る透もどき「行こう!」真里の手を取る。

〜「シュプール」の外へ逃げる真里と透もどき〜
真里「どこへ行くの、ペンションは?」
透もどき「戻ったってしょうがないじゃないか!警察に行こう」
真里「俊夫を捕まえなくちゃ!」透もどき「警察に任そう!」手を払って
真里「そうやって逃げるんだ?昔もそうやって逃げてたんでしょ」
透もどき「全然状況が違うじゃないか!相手は何人も殺してんだ
君を守りたいんだ、だから逃げるんだよ!」
山の中、立ち止まる真里。透もどき「真里ちゃん早く!」

〜唯一の橋が川に流されている〜
真里「大坂弁のおやじが言ってたのに。橋は流されたって..」
真里の手をつかもうとするが振払う真里「戻ろうよ、アイツ殺そうよ。」
透もどき「真里ちゃん、どうしたんだよ」
真里「だって許せないじゃん」透もどき「何言ってんだよ」
真里「アイツが高彦の事を見捨てたんだ。」高彦(透もどき)「え?」
真里「高彦の記憶が間違ってるんだよ。」高彦「何を言ってるんだよ」
真里「うさぎ小屋の火事、逃げたのはアイツの方なんだよ。
高彦は一生懸命火を消そうとした。高彦は先生に怒られたけど
俊夫の名前を白状しなかった。それが原因でいじめられたけど
高彦は俊夫をうらまなかった。悲しかったし、寂しかったよね
遊んでくれる子はいなかった。僕しかいなくなったんだよね、友達は
思い出してよ、物置き小屋に閉じ込められた時沢山話をしたじゃない」
高彦「..あの時の..子供がきみ」うなずく真里。高彦「ちょ、ちょっと待った。
それってどういう事なんだ?僕は誰と話してるんだ」

真里「チャットで話題になった事あったろ。イマジナリーコンパニオン」
高彦「想像上の仲間..見えない友達」
真里「そう。僕は君の願望なんだ。君がやりたくて出来ない事を
やってあげるんだ。俊夫は、君が小学校の時仲良かった俊夫なんだよ」
高彦「君はシュプールなのか?オフ会仕組んだのも君か?」
真里「やっと分かって来たね。俊夫に引き合わせたくて」
高彦「どうして?」真里「今でも憎んでんだろ?アイツの事。
友達見捨てたアイツの事。だから殺してやろうと思ってさ」
高彦「じゃあ、他の..田中一郎やミキモトやミドリさんも君が殺したのか」
真里「ミドリさんは違うけどね(犯人は香山の奥さん)他は皆そうだよ」
高彦「僕は人を殺したいなんて思った事は1度も無い」
真里「僕に嘘をついてもダメだよ。主任(田中)の事殺したいと思ってたじゃない
仕事で理不尽な事を要求されても逆らえなかった。
憧れの女の子にも手を出していた。君は自分を誤魔化し我慢していた。思い出して
ごらん。小学校の時物置き小屋にいたのはいじめられた時だけじゃなかった
高彦ちゃんには居心地が良かったんだ、僕と良く話をしたじゃない。
最近はインターネットが居心地の良い逃げ場だったよね。でもそこまで主任は
入り込んで来た。もう限界だっただろう?だから僕が出て来たんだ」
高彦「田中一郎が主任だって事は今日知ったんだ」
真里「違うよ、ずっと前から気付いてたんだ。でも認めたくなかった。だから
忘れたんだ。知らないって自分に言い聞かせてね。さ、俊夫を殺しに行こう」
高彦「イマジナリーコンパニオン..想像上の友達がどうして生身の肉体を持ってるんだよ」
真里「それも君が望んだ事だよ。だから僕は君が憧れてる女の子の顔してるんだ
どう?100%好みのタイプだろ?(キスしようとするが逃げられる)何で?」
高彦「イメージの産物ならイメージしなけりゃ消えるんだ。」
真里「そんな事出来るかな」高彦「消えろ」真里「無駄だって」高彦「消えろ!..」
真里「消えないよ。だって君は本当に消えて欲しいなんて思ってないから(去る)」
高彦「消えろー!(カマを取り追い掛ける)」

〜惨殺のペンション〜
「シュプール」に戻る高彦、居間で可奈子が殺されている。高彦「真里..俊夫!」
台所で小林今日子が、2階では三樹本、香山夫妻がそれぞれ殺されている。
別の部屋でトイレを流す音。開けると狂った啓子が。高彦「良かった生きてたんだ」
包丁で田中を切ってトイレに流していた。啓子「やっと終わったよ?これがさ、い、ご」
逃げ出す高彦、小学校教室まで来る。高彦「俊夫!俊夫いないのかどうしても話したい
事が有るんだ!出て来てくれ!彼女はいない、俊夫」俊夫「透..」
教壇に隠れていた俊夫が出て来る。高彦「良かった、間に合った」
俊夫「生き残ったのは俺とお前だけか?あの女皆殺しやがって..!(高彦のカマを見る)
お前、あの女の仲間か」高彦「違うよ!」俊夫「何だよそれは?」
高彦「君の本名はそうま俊夫だよな?」俊夫「何で知ってんだよ?」
高彦「熊本のおおうら小学校だよ」俊夫「だから何だよ?何でそんな話すんだよ」
高彦「僕はさたけ、さたけ高彦だ。覚えてない?」
俊夫「知らねえよ来るな!」高彦「俊夫君!僕は俊夫君に謝って欲しいだけなんだ」
俊夫「何を言ってんだよ?」高彦「うさぎ小屋の火事の事だよ!ほら2人で
マッチで遊んでて火事になってそれから」俊夫「知らねえって言ってんだよ!..!」
俊夫、背後にあった薬品戸棚を倒し、足をはさまれる。俊夫「ぐあ..」
高彦「覚えてもないのかよ」俊夫「来るな!来るな!来るなー(高彦の後ろに真里)」
高彦「俊夫君頼む、思い出して謝って!俊夫君!!」(パニックの俊夫)
真里が後ろで両手を上げる仕種と同時に高彦のカマを持つ手も上がる。
俊夫「やめろぉーー」真里と共にカマを振り下ろす、真っ赤な画面。

〜朝、死体だらけで静かなペンション、啓子はつぶやく様に歌っている〜
警官と村人数人が来る。村人「シュプール、何人か泊まってるはずなんだが
えれえ静かだのう」「そうたいねえ」村人達を見下ろしボっと机に座ってる高彦
高彦「僕達、友達だよね..僕の事覚えててくれたんだ」服は鮮血に染まっている
高彦と真里の声「僕達、友達だよね..僕達友達だよね..僕の事覚えてて
くれたんだ..友達だよね..僕達」(スタッフロール)

THE END 



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