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仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事のエンディング


ネガタロスたちとの戦いが終わり、何日かが過ぎたある日のこと。


街中を走るパトカー。

『犯人の車は、串御堂を海浜陸橋へ逃走中』
「了解!」
「まずいな、封鎖してない方向だ」「こういうとき、デンライナー署があればなぁ」
「もう、あれはなくなったんだ。良かったよ。あんなの、なくなって」

そのとき、聞き覚えのある汽笛の音とともに、空からデンライナーが出現。
モモタロスの憑依した良太郎がデンバードでパトカーの脇を疾走する。

M良太郎「行くぜ行くぜ行くぜぇ──っ!!」
警官「あぁ!?」


パトカーから逃走する犯人の車の前に、M良太郎が先回りしてショットガンを構える。

M良太郎「俺、参上!!」

ショットガンを発射。犯人の車が障害物に突っ込み、足止めされる。

M良太郎「へへっ!」

再びデンライナーが駆けつけ、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、コハナが降り立つ。


時の警察列車・デンライナー
時を越える犯罪者・イマジンが起こす事件を
徹底的にクライマックスで解決する刑事たち


良太郎 (だ──か──らぁ!)

モモタロスが良太郎の体から追い出される。

モモタロス「おわぁ!?」
良太郎「何でまだやってるの?」
モモタロス「いやぁ、やっぱ刑事って、最高に格好いいしよぉ!」
良太郎「そういう問題じゃないでしょ?」
ウラタロス「まぁまぁ、僕たちには警察手帳も捜査令状もいらない」
キンタロス「俺ら自身が、手帳であり礼状であぁる!」
リュウタロス「僕たちに逮捕できないものは、ただ一つ!」
コハナ「神のみ!」
モモタロス「チーム・デンライナー!」
良太郎「俺たち!」
一同「参上!!」

良太郎も含む一同が、参上ポーズを決める。

一同「イェーイ!」
良太郎「って、そうじゃなくって!」
モモタロス「ほらぁ、良太郎もノリノリじゃねぇか!」
リュウタロス「いい感じ! ハハッ!」

そこへ、デネブの憑依した侑斗が、手を振りながら駆けて来る。

D侑斗「おーい! 野──上──!!」
モモタロス「うっとおしいのが来たぜ!」
D侑斗「野上! 侑斗も、デンライナー署に入れてくれ! 侑斗も、心の中で刑事になりたいって思ってる!」
侑斗 (思ってねぇ──!!)

デネブが侑斗の体から追い出される。

デネブ「な、頼む、みんな! 侑斗をよろしく!」
侑斗「デネブ! 余計なことをするなぁ!!」
モモタロス「さぁて! 決めポーズのおさらいしようぜぇ!」
デネブ「頼む! 刑事になりたいんだ、侑斗は!」
侑斗「待てぇ! お前を逮捕だぁ!」
デネブ「わかってる、わかってるってお前の気持ちはわかるから」
モモタロス「あっちに行こ、あっち」

そうこうしている間に、犯人の車が再び動き出し、走り去ってしまう。

一同「あ〜!!」
モモタロス「おい、逃がすかよ!」
良太郎「とにかく、追わなきゃ! みんな!」
モモタロス「デンライナー署、出動だぁ!!」
一同「おぉぉ──っ!!」


犯人を追いかける一同。


「待ぁてぇぇ──っっ!!」


(終)
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