最終話 人と継ぐ者との合間に |
同じ頃── 宇宙での戦いは 決着がつきつつあった 連邦消滅まで動くまいとドゥガチの読んでいた各スペースコロニーの戦力の参入が 計算されていたミリタリー・バランスを容易にくずしていた もはや この戦いの終結も時間の問題であろうと思われた ただ── 地球に落とされたひとつの悪意のゆくえ以外は── |
その日 2つの名前をとりもどした男と女は…… 地球の緑の中へと消えていった |
少年と少女の記録は残されてはいない ただ── クロスボーン・ガンダムの名が わずかに民間の間に伝承として語られるのみである |