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仮面ライダーアギトスペシャル 新たなる変身のエンディング


G3の量産型「G3マイルド」のテスト装着員に、G3ユニットの尾室隆弘が志願。
しかし強力なアンノウンの前に、敢え無く敗退。電源切れで稼動不能に陥った氷川誠のG3-Xに、自らのバッテリーを与えて窮地を救い、かろうじて武勲を果たした。
そしてアンノウンは、アギトの新変身・シャイニングフォームにより撃退された……。


Gトレーラー内。

尾室「すみません。やっぱり僕、駄目でした……僕なりに一生懸命やったんですけど……これでおG3マイルド計画も、オジャンってことですよね」
氷川「落ち込まないで下さいよ。尾室さんのお陰で、僕は助かったんですから!」
小沢「そうね……よくやったわ」
尾室「はぁ……でも小沢さん、アンノウンはますます強くなってますよ。G3-Xも対抗できないくらいです。もしかしたら、もっと強いシステムが必要となるんじゃ……」
小沢「それは……そうかもしれないけど……」


美杉家。
国枝先生は既に美杉家を去り、津上翔一たちが食卓を囲んでいる。

美杉「うん、うまい。このピーマンっていうのは……」
真魚「でも大雑把に言って、いい人だったよね。国枝先生」
翔一「そりゃそうだよ、俺の恩人だし。それよりどうよ、このピーマン。大雑把に言って、美味しくない?」
太一「うん、大雑把に言って美味い。炒め方がいいんだなぁ。それが俺の分析だ!」

次々に国枝の口癖を真似る一同に、美杉が憮然となってご飯をかき込む。


街角。
冒頭で国枝が会っていた老婆が、また道に迷っている。
そこへ国枝のバイクが。

国枝「お婆ちゃん……! また道に迷ってるんですか?」
老婆「あんたかぁ……!」
国枝「送りましょか?」
老婆「でももう、羊羹ないぞ?」
国枝「大丈夫ですよ」

ごそごそと鞄の中を探り出す。

国枝「大雑把に言ってね……あれ? 違う……今度は」

芋羊羹の包みを取り出して老婆に見せる。

国枝「僕が奢ります!」
老婆「やったぁ! あはははぁっ!」

老婆を後ろに乗せ、国枝がバイクを走らせる。

老婆「イェ──イ!」
国枝「イェーイじゃないですよぉ。どこなんですか、家は!」


Gトレーラー車内。
小沢が1人、コンピューターに向かっている。

小沢「G3-X以上のシステム……でもこれを、世に出すわけにはいかないわ」

小沢がキーボードを打つと、画面に『operation freezed』の文字が浮かぶ。
照明を落とし、小沢がトレーラー車庫を去る。


車庫に誰かが現れる。
その何者かがトレーラー車内で、コンピューターのキーボードを打つ。

画面に現れたのは、G4システム──


(終)
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