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ふたりはプリキュアMaxHeartの最終話

小さい頃のほのかと祖母

ほのかの祖母「また会えますよ。だからもう泣かないの希望を捨てずに頑張っていれば、明日はきっといい日になりますよ。ね、ほのか」

すべてを破壊する力に手も足も出ない状況だった


               扉を開けて!ここから始まる物語


バルデス「もはや立ち上がる力さえ残っていまい。残念だが、ここでお前達も終わりだ」

ブラック「指くらいなら動かせるかな・・・ダメだ」

ホワイト「無理しなくていいよ」

ブラック「今のがとどめって感じ?私達じゃどうしようもないってこと」

何かが目に入る

ブラック「あれって、明日の像」

ホワイト「みたいね」

ブラック「酷い。もうすぐ卒業式なのに。私達、このまま卒業式も迎えられないまま、皆消えて無くなっちゃうわけ?悔しいよ。皆、ごめんね」

ホワイト「ブラック・・・」

メップル「メップルは感謝してるメポ。メップルはブラックと一緒にいると凄く楽しかったメポ。メップルはブラックと出会えて本当に幸せだったメポ」

ミップル「ミップルも幸せミポ。世界の終わりが来ても、ホワイトと一緒にいられるミポ。ミップルは嬉しいミポ」

ホワイト「ミップル・・・」

メップル「だからもう泣くなメポ。涙はブラックには似合わないメポ」

ブラック「ありがとう、メップル」

ホワイト「ありがとう、ミップル」

メップル「僕達は一緒だメポ」

ミップル「ずっとずっと一緒ミポ」

ルミナス「皆を愛しているから、クイーンになろうと決めました」

クイーン「でも、皆を愛しているからってクイーンになれない」

ルミナス「私はどうすれば?」

クイーン「ポルン」

ポルン「ポポ?」

ルミナス「ポルン」

クイーン「ルルン」

ルルン「ルル?」

クイーン「あなた達の名前をもう一度思い出すのです」

ポルン「思い出したらどうなるポポ」

クイーン「ポルン、あなたは未来に導く光の王子。ルルン、あなたは未来を紡ぐ光の王女。そしてルミナス、未来を作るのはあなた達自身です」

ルミナス「私達自身」

幼少期のなぎさの家

亮太「お姉ちゃん、どうして泣いているの?運動会でこけちゃったから?ねえ、そう?」

なぎさの父「まあ、そう。何だなぎさ、元気出せよ」

なぎさの母「そうよ、途中まで一番だったんだから。凄いじゃない。」

なぎさの父「失敗は成功の父って言うじゃないか」

なぎさの母「母でしょ」

なぎさの父「ハハッ、母に指摘された。ハハッ。なーんて」

なぎさの母「まあ、お父さんったら。母とハハッなんてレベル高」

なぎさの父「そうか、ハハハハ。だから、もう泣くな。上手くいかなかったことを素直に受け止める事も勇気だぞ、なぎさ」

なぎさの母「そうよ、なぎさ」

その事を思い出している

ブラック「お父さん、お母さん」

ほのかの祖母「明日はきっといい日になりますよ。ね、ほのか」

ホワイト「お婆ちゃま」

バルデス「そうだ!虹の園など食い尽くしてしまえ!ん?」

二人は再び戦える状態になっていた

バルデス「懲りない奴らだ」

ブラック「私達にはまだ明日がある」

ホワイト「だから、諦めるわけにはいかないの!」

バルデス「ならば教えてやろう。お前達に明日など無い!・・・何!」

攻撃をかいくぐって反撃してきた

バルデス「お前達のどこにまだそんな力が」

ブラック「あんたは勘違いしている。あんたが相手しているのは私達二人だけじゃない!」

バルデス「何」

ホワイト「あなたは全ての命を相手にしてるの。私達に繋がる全ての命を!」

バルデス「小癪な!」

ふたりを支えるものが見えていた

バルデス「その命共々、消えてなくなれ!」

攻撃が破られていた

バルデス「何」

ブラック「ブラックサンダー!」

ホワイト「ホワイトサンダー!」

ホワイト「プリキュアの美しき魂が」

ブラック「邪悪な心を打ち砕く!」

ブラック、ホワイト「プリキュアマーブルスクリュー!マックス!」

バルデスも反撃してきた

ブラック、ホワイト「スパーク!」

激しい打ち合いの結果

ブラック「どうだ」

耐えていた

ブラック「まさか」

ホワイト「あれに耐えたの?」

バルデス「お前達こそ勘違いしているようだな。お前達ごときにこの私は絶対に倒せん!この私はもう命などと言うレベルでは無いのだ」

ホワイト「どういうこと?まさか」

バルデス「私の中の全てを食い尽くす力が暴れている。そうだ、この私がジャアクキングだ!」

本性を現す

ジャアクキング「お前達こそ、宇宙そのものを相手にしているのだ」

攻撃が更に桁違いに

ブラック「あっ」

ジャアクキング「よく耐えたな。誉めてやる。しかし、私とお前達では存在そのものが違うのだ」

ブラック「くっ・・・」

ジャアクキング「どうだ?私の体に触れる事すら出来まい」

攻撃力は桁違いだった

ルミナス「勇気、希望、未来。未来へ導くのはポルン」

ポルン「ポポ」

ルミナス「未来を紡ぐのはルルン」

ルルン「ルル」

ルミナス「そして、明日は私達の手で・・・あっ、私達皆の手で!分かりかけてきた!」

ジャアクキングは地球を更に食い荒らしていた

ブラック「これって」

ホワイト「うん。いつか来た、あの欅」

ブラック「やっぱり無理。全然敵わないもん」

ホワイト「ブラック・・・」

ブラック「しまった、宿題忘れた」

ホワイト「え?」

ブラック「卒業文集まだ出してない」

ホワイト「ブラックったらこんな時に」

ブラック「だってしょうがないじゃない。思い出しちゃったんだもん」

ホワイト「そう言えば、私もお婆ちゃまにあさり買って来てって頼まれてた。どうしよう、お味噌汁の具」

ミップル「ホワイト・・・」

ホワイト「だって」

ブラック「いいな、あさりのお味噌汁」

ホワイト「うちで一緒に食べましょ。お婆ちゃまも喜ぶわ」

ブラック「じゃあ、卒業文集手伝ってもらおうっと」

ホワイト「もう、ブラックったら」

メップル「二人ともどうかしているメポ。呑気な事考えてる場合じゃないメポ」

ブラック「私にとっては大事な事なの!何考えたって自由でしょ」

ホワイト「あ!」

メップル「これじゃ、先が思いやられるメポ」

ブラック「先があればね」

メップル「この状況でそれは言いっこ無しだメポ」

ホワイト「そうよ、自由よ」

ブラック「え?」

ホワイト「私達は自由なのよ」

ミップル「ホワイト」

ホワイト「例えどんな状況にあっても、私達の心の中までは誰も手出し出来ない。私達の心の中の宇宙は誰からも自由だわ!」

ブラック「うん、そうだね」

二人はもう一度前を見て

ブラック「選ばれし勇者メップル!」

メップル「は、はいメポ」

ホワイト「希望の姫君ミップル!」

ミップル「はいミポ」

ホワイト「私達の中に希望と勇気がある限り」

ブラック「私達は絶対、誰にも負けない!」

メップル「メポー」

番人「長老!プリズムストーンが」

長老「おお、全てを生み出す力じゃ。全てを生み出す力が動き始めた」

ブラック「光の使者、キュアブラック!」

ホワイト「光の使者、キュアホワイト!」

ブラック、ホワイト「ふたりはプリキュア!」

ホワイト「闇の力の僕達よ」

ブラック「とっととお家に帰りなさい!」

ジャアクキング「血迷ったか。今更お前達に何が出来る?」

ブラック「ここまで来たら、燃え尽きてやるんだから」

押されるが

ブラック、ホワイト「はーっ」

ジャアクキング「何!耐えたのか?」

何度押されても立ち向かう

ジャアクキング「なぜだ?なぜ倒れん?私の力は宇宙そのものだぞ」

ブラック「ここで倒れるわけにはいかないの!いろんなことがあったんだもん!」

ホワイト「でも、乗り越えてきたのよ!」

ブラック「だから、あんたなんかに」

ホワイト「今ここで、あなたなんかに」

ブラック、ホワイト「負けるわけにはいかないの!」

ジャアクキング「バカな」

ブラック「な、何あれ」

ミップル「大きくなってるミポ」

ブラック「ありえない!」

ジャアクキング「身の程知らずどもめ。虹の園もろとも、叩き潰してくれる!」

攻撃を食い止めたのはクイーンだった

ブラック「クイーン」

ジャアクキング「おのれ、光のクイーン。今自分が何をしようとしているか分かっているのか?このままではお互い無事では済むまい。もし私とお前が共に倒れようものなら、世界は全くの無に帰してしまうのだぞ?」

クイーン「私の願いは光と闇のバランスです。私とあなたとの違いは一つ、未来を信じようとするのか、未来を支配しようとするのかです。私は、生きとし生ける全ての命の可能性に賭けたい」

ブラック「じゃ、じゃあルミナスは?」

クイーン「悲しむ事はありません。ルミナスは皆の為に決意したのです。ルミナスは永遠にあなた達の心の中で行き続けるでしょう」

ルミナス「そうです。私はクイーンとして、皆の未来を守り続ける決心をしました」

ブラック、ホワイト「ルミナス」

ルミナス「お別れを言いに来ました。でも、後悔はしていません。私達は未来のずっとずっと先で繋がっているはずですからだから・・・だから決して後悔はしない・・・」

泣き出す

ブラック「ひかり・・・」

ホワイト「私達繋がってる。永遠に」

ルミナス「はい」

ポルン「ポルンが皆を未来へ導くポポ」

ルルン「ルルンは皆の未来を紡ぐルル」

クイーン「さあ、全てを生み出す力を解放するのです!」

ジャアクキング「おのれ」

ルミナス「これが最後の力です」

ポルン「力を合わせるポポ」

ブラック「漲る勇気!」

ホワイト「溢れる希望!」

ルミナス「光り輝く絆と共に!」

ブラック、ホワイト「エキストリーム!」

ルミナス「ルミナリオン!」

ブラック、ホワイト「マックス!」

全ての決着がついた

なぎさ「もう、会えないんだね?」

ほのか「私達、もうプリキュアになる事もないのね?」

メップル「お別れメポ」

ほのか「元気でね、ミップル」

ミップル「ほのか・・・」

そして卒業式

卒業生達はそれぞれ思い出作りをしていた

撮影の時に騒ぎまくった結果、全員でずっこける

なぎさ「今頃、どうしてるかな?」

ほのか「ミップル・・・」

ほのかは泣いていた

長老「伝説の戦士としての使命は終わった。これからはそれぞれの選んだ道をそれぞれでということじゃ」

番人「それにしてもポルンとルルンにあんな力があろうとは」

長老「全てを生み出す力がその意思に答えたのじゃ。そして、何よりもあの二人の想いにな」

番人「ヨシコさんとケイコさんですか?」

長老「プリキュラじゃ」

番人「「ア」だっつうの!」

長老のボケも相変わらずだった

長老「ハハハハ」

タコカフェで

あかね「お帰り。たこ焼き作っといたよ。ん、どうしたの?元気ないじゃない。あ、そうそう聞いたよ。ほのかの答辞、最高に感動的だったんだって?」

なぎさ「え、誰に?」

あかね「え、誰にって?」

ひかり「お待ちどう様です」

なぎさ「!」

ひかり「とっても素晴らしい卒業式でした。お疲れ様でした」

いなくなったはずのひかりがいた

なぎさ「ど、ど、どうしてここにいるのよ?」

あかね「何驚いてるのよ。なぎさ、変だよ」

ポルン「シーッポポ」

あかね「あ、そうそう。もう一人居候増えたんだ。ひかりの弟でひかるって言うの。よろしくね」

ひかる「こんにちは」

洋館の少年だった

ひかり「アハハ」

なぎさ「ひかるってそんな安易な」

あかね「こんな親戚いたなんてね。参った参った。アハハ」

なぎさ「と、言う事は」

メップル「腹減ったメポ」

なぎさ「やっぱり」

ひかり「こんな事になっちゃいました」

なぎさ「じゃ、こんなんとこれからも暮らすわけ?」

メップル「本当は嬉しいくせにメポ」

なぎさ「ねえ、ほのか」

ほのか「ん?」

ミップル「ミポ」

なぎさ「ありえない。・・・メップル」

メップル「なぎさ」

なぎさ「もう、お別れなんて無いよね?」

メップル「なぎさ」

ほのか「そう私達、ずっと一緒」

なぎさ「うん。ずっとずーっと一緒だよ」

メップル「腹減ったメポ」

なぎさ「ありえなーい!」

ずっと・・・ありがとう

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