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フレッシュプリキュア!の最終話


一同「はあぁぁぁ!」

メビウスに立ち向かう

メビウス「全パラレルワールドの支配、全ては私の計算通りに進んでいた。ただ一つ、プリキュア!お前達を除いて!」

空中から降りてくる

メビウス「我が忠実なる僕達まで騙して、仲間にしてしまうとはな」

パッション「違う!騙されてなんかいないわ!私はラブや美希、ブッキー。そしてたくさんの人達に教えられた」

ピーチ「行こう。全ての世界の幸せと笑顔を守る為に」

ベリー、パイン、パッション「うん」

メビウス「何を言っても無駄なようだな。ならば、消え去れ!」

一同「うわーっ」

タルト「プリキュア!」

メビウス「愚か者共!ここで、朽ち果てるがいい!フハハハハ」


              笑顔がいっぱい!みんなで幸せゲットだよ!!


タルト「大丈夫かいなピーチはん、パインはん。しっかりせぇや。ベリーはん、パッションはん」

アズキーナ「サウラーはんもウエスターはんも目ぇ覚ましておくれやす」

メビウスがピーチ達を拘束した

タルト「うわっ、何やこれ!」

メビウス「フフフフ。さあ、私が管理してやろう。今、楽にしてやる。私の言うがままに生きれば、間違いはないのだ」

ホストコンピュータ「桃園ラブ、14歳。血液型AB型。身長159cm」

タルト「な、何やこれ?」

アズキーナ「ラブはんのデータを、管理しようとしてはるんと違いますの?」

タルト「止めぇやメビウス!そんな事、許さへん・・・うわっ」

アズキーナ「嫌や」

ホストコンピュータ「蒼乃美希、14歳。血液型A型・・・山吹祈里、14歳。血液型O型・・・東せつな、14歳。・・・ウエスター、西隼人・・・サウラー、南瞬・・・アズキーナ、スイーツ・・・タルト・・・」

メビウス「フフフ、これでいい。これで秩序が戻る」

力を増大させる

メビウス「我が名はメビウス、全世界の統治者なり!」

ラビリンスの国民達が騒ぎ出す

メビウス「聞け、国民達よ。ラビリンスの秩序を乱したプリキュアは、この私が管理した。もう心配はいらん。正しい答えは常に唯一つ。それは、この私だ。私が真実だ。皆はこの私に従っていればよいのだ」

国民A「メビウス様・・・」

国民B「メビウス様・・・」

国民達が跪き始めた

国民「全てはメビウス様の為に」

小さい女の子だけは跪いていなかった

メビウス「よいか。私が全て決めた世界なら、争いも悲しみも不幸もない。私が管理統制した世界こそ、間違いの無い正しい世界なのだ」

ピーチ「その代わりあなたが管理した世界には、思いやりも喜びも幸せも無い」

メビウス「まだ管理が充分ではなかったか」

ピーチ「誰かが決めるんじゃない。自分達で悩み、考えて決めるから意味があるんだよ」

ベリー「時には間違える事だってあるわ」

パイン「悲しむ事だってある」

パッション「不幸になることだってある」

ピーチ「でも、それを乗り越えることの出来る、思いやりや喜びや幸せがきっと生まれる!」

拘束を解く

メビウス「何!バカな!」

サウラー「間違ったら、何度でもやり直せばいい。喜びを、幸せを手に入れるまで」

ウエスター「だから、こんな所では終われないのだ!」

パイン「ええ!絶対終わらないって、私、信じてる!」

ベリー「そうよ!だって私、完璧だから」

パッション「最後の最後まで、精一杯頑張るわ!」

ピーチ「そして最後は、幸せゲットだよ!」

管理データが吹っ飛ぶ

ホストコンピュータ「桃園ラブ達のデータ管理に失敗しました」

メビウス「き、貴様ら・・・貴様ら何をした!」

襲い掛かってくるメビウスのデータ達を次々倒す。その度、国民達が正気に戻る

メビウス「管理できなかったプリキュア達のデータが、私の体中を駆け巡る」

戦況は一変する

メビウス「消去されていく・・・」

国民C「あ、僕は今まで一体何を?」

女の子「プリキュアを応援してたのよ。ウフフ」

国民D「そうだ、プリキュアは今も戦っている。僕達に今出来ることは・・・」

国民達「プリキュア!」

メビウス「ラビリンスの科学者は、無秩序な世界を統制する為に私を作った。だから私は正しい。正しいのは常にこの私だ!それなのに、お前達のせいで無に帰するのだ!」

タルト「ワイらのせいやて!ワイはただ、ドーナツあげただけやで」

サウラー「メビウス!あなたがしていたことは、人々を騙し、意のままに操ろうとしていただけに過ぎない」

ウエスター「だが、俺達はドーナツの味を知ってしまった。これからは自由に生きさせてもらう!」

ピーチ「きっとラビリンスの人達は、皆の幸せの為にあなたを作ったはずだよ。幸せを奪うためじゃない」

メビウス「この私を浄化しようと言うのか?」

ピーチ「メビウス!あなたの幸せは何?」

メビウス「私の幸せ・・・そんなものはプログラムされていない。だが、敢えて言うならば、唯一管理することが出来なかったプリキュア、お前達を消し去ることだ!」

自爆装置を起動させる

ホストコンピュータ「自爆装置が作動しました」

ベリー「自爆って」

パイン「そんな・・・」

パッション「止めて、メビウス様!こんなこと、こんなこと良くないわ!」

ホストコンピュータ「爆発まであと60秒」

サウラー「逃げろ、プリキュア!」

ウエスター「もう時間がないぞ!」

ピーチ「シフォンを残して行けない!」

シフォンの所へ全速で向かう

パイン「シフォンちゃん!」

ベリー「待ってて、今助けるわ!」

シフォン「我が名はインフィニティ・・・」

拒否されるがプリキュアに諦める理由などなかった

ピーチ「シフォン。どうして・・・」

ホストコンピュータ「爆発まであと30秒」

メビウス「ハハハハハハハ。プリキュアよ、この私とともに消滅するのだ!もう諦めろ!」

ピーチ「諦めない!皆の思い、シフォンに届けてみせる!」

ベリー、パイン、パッション「うん!」

パイン「シフォンちゃん」

ピーチ「シフォン」

パッション「シフォン」

ベリー「シフォン」

タルト「シフォン」

アズキーナ「シフォンはん」

ウエスター「シフォン、助けてくれてありがとう」

サウラー「今までの仕打ち、済まなかった」

国民達も祈り始めた

シフォンの元に大量の想いが届いた

ホストコンピュータ「爆発まであと10秒、9、8・・・」

一同「想いよ届け。プリキュアラビングトゥルーハートフレッシュ!」

ホストコンピュータ「3、2、1」

塔は爆発した

シフォン「キュアキュア、プリプー!」

寸前でシフォンは元に戻り、プリキュア達は全員無事だった

シフォン「キュア」

ピーチ「シフォン!」

パッション「間に合ったのね」

ベリー「よかった」

パイン「本当によかった」

タルト、アズキーナ「シフォン!」

シフォン「プリプー」

ホホエミーナに乗りメビウスに支配されていた国の復興を見届けて回った

パイン「ラビリンスに支配されていた世界」

パッション「皆元に戻ったのね」

タルト「うわっ、スイーツ王国や!」

アズキーナ「よかった」

長老「ようやったのお。タルト、アズキーナ。そしてプリキュアよ。ありがとう」

そして元の世界に帰ってくる

カオル「お帰り。ドーナツ食べる?グハッ」

美希「カオルちゃん」

ラブ「私達戻ってきたんだね」

それぞれ家に帰ることに

祈里「ただいま」

祈里の父「祈里・・・」

祈里の母「お帰りなさい!」

祈里を抱きしめる

祈里の母「心配したんだから」

祈里の父「いやしかし、無事でよかった。ハハハハ」

祈里「うん」

美希の母「美希!」

美希「いいの?お客さん放っておいて」

美希の母「何言ってるのよ、もう!」

美希「心配かけてごめんね、ママ」

ラブの母「お茶、熱いのに替えようか?」

ラブの父「あ、ああ」

玄関のチャイムが鳴る

ラブ「お父さん!」

せつな「お母さん!」

ラブの母「せっちゃん、ラブ」

ラブの父「お帰り」

ラブ、せつな「ただいま」

ラブ(ナレーション)「あれから数日が経ちました」

美希(ナレーション)「延期になっていたダンス大会の決勝戦が」

祈里(ナレーション)「今日、行われようとしています」

ラブ「せつな、どうしても行っちゃうの?」

せつな「ええ。大会が終わったら私達はラビリンスに帰るわ。私はこの町の人達のようにラビリンスを笑顔でいっぱいにしたい」

美希「それがせつなの夢なのね?」

隼人「そして俺達の夢でもある」

瞬「独裁者メビウスを作り出したのは僕達ラビリンスの人間だった」

隼人「しかし、そのメビウスに頼らないことを決めたのもラビリンスの人間だ」

せつな「これからはラビリンスの人、一人一人が自分達の幸せを、未来を作っていくわ」

ラブ「うん。いいね、それ。凄くいいと思う」

裕喜「あのー。お話中のところすいません」

美希「裕喜君」

祈里「健人君もどうしたの?」

健人「その、最近大輔君が桃園さんに避けられてるって」

裕喜「大輔、来いよ。ほら」

ラブ「えっ?」

大輔「バカ!そんな事言ってねえだろ。いやほら、例の返事、まだ聞いてなかったから」

ラブ「あっ」

裕喜「じゃ、そういうことなんで」

健人「決勝、頑張って下さい」

裕喜、健人「失礼します」

タルト「ほな、ミユキはんが探してるやろうからワイら先に行くわ」

ラブ「えっ、う、うん」

祈里「ラブちゃん、完璧」

美希「上手くいくって、私信じてる」

せつな「幸せゲットだよ」

ラブ「うん。精一杯頑張るよ」

隼人、瞬「甘酸っぺえ」

ミユキ「もう、皆何やってるのよ。決勝戦始まっちゃうじゃない」

大輔「あの、悪かったな。大事な決勝の前にさ」

ラブ「ううん、気にしないで。あの時の返事だよね」

告白された時のことを思い出す

ラブ「返事、返事はね・・・言わない!」

大輔「えっ」

ラブ「じゃあ、私行かないと。決勝戦が始まっちゃうよ。じゃあね」

大輔「お、おい。待てよ。そんな答えってあるかよ」

そして決勝戦が始まった

司会者「では、最後のチーム。クローバーの登場です」

そしてラブ達の番

司会者「では、結果発表です。見事1位の栄冠に輝いたのは、クローバーの皆さんです!」

優勝したのはラブ達で、4人とも大喜びだ

タルト「やった、やったで!優勝や!」

シフォン「優勝」

カオル「幸せゲットだよ。グハッ」

ミユキ「おめでとう。やったね」

ラブ「ありがとうございます。これもメンバーの努力と皆さんの応援のおかげです」

4人は満面の笑みだ

ラブとせつな、それとラブの両親。タルト、シフォン、アズキーナと写真を撮っていた

タルト達も四葉町を後にすることに

高台から町を見下ろすせつな。そして隼人、瞬と共に四葉町を後にした

美希はファッションショーに出ていた

祈里は獣医を目指し勉強に余念が無い。そして両親の仕事も手伝っていた

そしてラブは

ラブ「行ってきます」

そして締めの一言

ラブ「皆で幸せゲットだよ!」

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