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ハートキャッチプリキュア!の最終話


          みんなの心をひとつに!私は最強のプリキュア!!


一同「鏡よ鏡、プリキュアに力を!世界に輝く一面の花!ハートキャッチプリキュアスーパーシルエット!」

強化変身する

一同「花よ咲き誇れ!プリキュアハートキャッチオーケストラ!」

デューン「うわーっ!」

一同「はあぁぁぁ!」

デューンは技を解いた

ブロッサム「ハ、ハートキャッチオーケストラが・・・」

シプレ「効かないですぅ」

デューン「やってくれたね、プリキュア。でも、この程度で僕は倒せない」

シプレ、コフレ、ポプリが怯えている

デューン「僕の憎しみは消えないよ」

プリキュア達も動揺している

デューン「憎しみは増殖し、全てを破壊し、奪いつくすまでは消えることは無い。君達の愛は僕の憎しみの前にはゴミだと教えてやろう!」

デューンが本気になった

デューン「ハッハッハ」

マリン「何?何なの!」

薫子「皆、こっちへ」

負のエネルギーが増殖している

薫子「来るわ」

地球の人達も動揺し始めた

巨大化して直接星に攻撃し出す

マリン「笑っちゃうよね。たった14歳の美少女がデューンと戦うなんて」

コフレ「美少女は微妙ですっ」

先陣切ってマリンが飛び出す

マリン「ちょっくら地球を守って来よう?」

ブロッサム「はい!」

サンシャイン「えりか、ゆりさんは17歳だよ」

マリン「あ、そうだった!ゆりさん、ごめんなさい」

ムーンライト「行きなさい!」

マリン「はい!」

マリンとサンシャインが行った

ブロッサム「ムーンライト」

ムーンライト「?」

ブロッサム「さっきは生意気な事言ってすいませんでした。ムーンライトが一番悲しい思いをしているのに」

ムーンライトはブロッサムの肩に手を置き

ムーンライト「あなたの優しい気持ちと、思いやりの心が私に大切なものをくれたのよ。さあ、行くわよ」

ブロッサム「お婆ちゃん、行ってきます!」

薫子は優しく頷く

デューンに立ち向かう4人

まだ立ち向かえることを驚いている

ブロッサム「デューン。悲しみが終わらないのは私達の力が足りないから。憎しみが尽きないのは私達の愛がまだ足りないから」

デューンが動揺している

ブロッサム「だから・・・だから・・・」

ムーンライト「だから私達は力を合わせましょう!」

マリン「私も合わせる!」

サンシャイン「私も!」

コフレ「コフレも!」

シプレ「シプレも!」

ポプリ「ポプリも!」

シプレ、コフレ、ポプリ「皆で力を合わせるです!」

薫子「無限の可能性が今、花開くわ」

一同「宇宙に咲く大輪の花!」

巨大なプリキュアになる

ブロッサム「無限の力と無限の愛を持つ、星の瞳のプリキュア。ハートキャッチプリキュア無限シルエット」

デューンの攻撃が一切通らなくなる

ブロッサム「憎しみは自分を傷つけるだけ」

デューン「うおぉぉぉ!」

ブロッサム「喰らえ!この愛!プリキュア拳パンチ!」

見た目には威力は無さそうだが、まさしく愛の鉄拳。デューンは完全に消滅した

地球は元の姿を取り戻した

つぼみ「お待たせしました!えりか」

えりか「おお、つぼみ」

つぼみ「おお、つぼみじゃありません。いくらふたばが可愛いからってほっぺた突付き過ぎです。私だって突付きたいのを我慢してるんです」

えりか「うへへ、つい」

つぼみ「ふたば、行ってきますね。お母さん、行ってきます」

えりか「バイバイ、ふたばちゃん」

ふたば「おお」

えりか「妹っていいよね」

つぼみ「いいですよね」

えりか「私、妹だから妹のよさって分からなかったけど・・・妹っていいよね」

つぼみ「うふふ」

えりか「でもさ、つぼみがお姉ちゃんだなんて何か変」

つぼみ「むぅ」

えりか「お姉ちゃん、1000円ちょうだい」

つぼみ「もう、えりか!」

いつきの家。武術の稽古に励んでいた

えりか「おーい、いつき!学校行くよ」

いつき「やあ、おはよう」

つぼみ「おはようございます」

えりか「お兄さんもおはようございます」

さつき「うん、おはよう」

つぼみ「ん?」

いつき「今、支度してくるから、待っててね」

つぼみ、えりか「おおっ!」

門下生の一人に見覚えのある顔が

つぼみ、えりか「クモジャキー!?」

えりか「いつき、いつき!」

つぼみ「あの方は一体!」

いつき「ああ、紹介してなかったね。昨日からこの明堂院流に入門した熊本さんです」

えりか「熊?」

つぼみ「くも?」

えりか「超びっくりしたよ」

つぼみ「朝から凄いサプライズです」

いつき「昨日、たのもうってクモジャキーっぽい人が来た僕もうわーっとか言っちゃったよ」

つぼみ、えりか「うふふ」

よく見ると、いつきがちゃんと女子の制服を着ていた

つぼみ「やっぱり、元に戻っていたんですね」

いつき「ずっと病院にいて、ここ何年かの記憶が無いんだって」

えりか「じゃあ、他の二人もサソリーナっぽい人やコブラージャっぽい人に戻ってるかもね。ひひひ」

いつき「そうだね」

つぼみ「きっとそうですよ」

えりか「じゃあ、スナッキー達も?」

つぼみ「そうです!皆、皆です!」

高台に来ていた

えりか「うん。私達は凄いことをしてしまった・・・」

つぼみといつきが呆れている

えりか「世界が輝いているのも私達のおかげ」

えりかが自慢げに言い出す

えりか「たった14歳の美少女が地球を守ってしまった!」

つぼみ「私、もう聞き飽きて堪忍袋の尾が切れそうです」

いつき「毎日毎日、よく飽きないよね」

つぼみ「えりかは皆で無限プリキュアになったのが衝撃的過ぎて調子が戻らないんですね」

いつき「無限の力とか無限の愛とか、えりかにはまだ早すぎたんだね」

えりか「お、お子ちゃま扱いしないでよ!つぼみだって、いつきだって、皆だって!」

一同「我々は凄いことをしてしまった!」

えりか「ってこないだ言ってたじゃん!」

つぼみ「あ・・・」

えりか「言ってたじゃん!言ってたじゃん!」

一叫びした後

えりか「無限の力だよ!無限の愛だよ!地球を救っちゃったんだよ!あーっ、私の人生これ以上何があるってのよ?悩んじゃうな」

ゆり「えりか、まだそんな事言ってるの?」

3人は驚く

ゆり「いつまでも終わった事に拘っていても、しょうがないわよ」

えりか「すいません」

コフレ「そうですっ!えりかは過去の栄光に拘り過ぎですっ」

えりか「ムッ」

コフレ「人生は風の中、振り向くな、振り向くなですっ」

ポプリ「いちゅきー!久しぶりでしゅ。久しぶりのいちゅきも超ラブリーでしゅ」

いつき「ありがとう、ポプリ」

つぼみ「シプレ、心の大樹はお元気ですか?」

シプレ「はいですぅ。皆の心の種のおかげですくすく育っているですぅ」

コフレ「コフレ達が見守っているから大丈夫ですっ」

ポプリ「ポプリもお守りしてるでしゅ」

ゆり「今までは心の大樹が私達を見守ってくれていたわ。でも、これからは私達が、私達の心が心の大樹を育てて見守っていくのよ。だから、いつまでも無限の力とか無限の愛とかに頼っちゃダメ。自分の人生なんだから」

つぼみ、えりか、いつき「はい!」

えりか「しかし、人生とは何ともはや・・・奥が深いっしゅ」

いつき「自分の精一杯の力で、夢に向かいなさいって事だよ。えりかはプロのファッションデザイナーになるんでしょ?」

えりか「おお」

つぼみ「私はえりかの夢、精一杯応援させて頂きます!」

コフレ「コフレも応援するですっ」

ポプリ「ポプリも」

いつき「僕も」

シプレ「シプレもですぅ」

えりか「わーい!」

つぼみ「ゆりさんは?」

ゆり「えっ?」

つぼみ「ゆりさんの夢は何ですか?」

ゆり「私の夢?私も自分の人生、考えなくちゃいけないわね」

つぼみ「人生・・・」

いつき「僕はそうだな・・・明堂院流の武術を続けながらいろんなことにチャレンジしてみたいな」

えりか「例えば?」

いつき「それは秘密」

えりか「教えてくれたっていいじゃん」

いつき「フフッ」

えりか「つぼみは?」

つぼみ「私はもう一度宇宙に行きたいです。今度は自分の力で」

えりか、いつき「わあ・・・」

いつき「それって宇宙飛行士だね?」

えりか「さすが私の親友。夢がでっかいね」

つぼみ「いいえ。私達は親友じゃありません。私達は大親友です。そして・・・出来るなら草も花も無い宇宙に少しでも花を咲かせたい」

デューンは力に屈したのではなく心から憎悪が消えて浄化されたのだ

つぼみ「せめて、そうすれば・・・」

皆はクスッと笑って行った

つぼみ「私達4人のプリキュアが砂漠の使徒を倒し、地球を守ったことを、人々は時が経つにつれ、忘れていくでしょう。でも私は、えりか、いつき、ゆりさんとプリキュアになって走り続けこの1年を決して忘れません。なぜなら、私を成長させ、未来の道まで見つけさせてくれた、掛け替えの無い大切な宝物だからです」

つぼみとシプレはクスッと笑い、高台を後にした

そして数年後(?)成長したふたば(?)がその写真とココロパフームを見つける

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