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秘密戦隊ゴレンジャーの最終回


黒十字軍首領の黒十字総統のもと、ゴールデン仮面がホロスコープで星占いをしている。

ゴールデン「おぉ……これはいかん」
総統「星占いの卦はどう出た?」
ゴールデン「はっ! 火星が逆行し、さそり座に入らんとしております」
総統「火星が逆行? さそり座にか?」
ゴールデン「古代バビロニアの教えによりますと『火星が逆行し、さそり座に入れば、帝王は用心せよ』。宮殿から、外へ出てはなりません」
総統「わしは黒十字軍の総統だ。そのような星占いなどで腰砕けになるとでも思っているのか!?」
ゴールデン「いや、いくら総統閣下でも運命に逆らうことはできません。幸運な星座が訪れますまで、どうぞ無理な行動はお慎み遊ばしますよう……」
総統「だまれ! 運命に逆らい、運命をねじ伏せるのも帝王たる者の力よ! よぉし、ゴレンジャーに挑戦状を叩きつけろ。わしが相手になる!」
ゴールデン「ゴレンジャーを倒すには、奴らの秘密基地を暴き出し、奇襲をかけるのが一番です。私めにお任せ下さい」
総統「待て! わしは奇襲などという小手先の戦略など好まん! 真正面から力でねじ伏せてやる!」
ゴールデン「いや、しかし火星は既にさそり座に……」
総統「わしの命令が聞けぬと申すか!? 挑戦状を叩きつけろ!!」



真っ赤な大勝利!!
永久に輝け五ツ星



ゴレンジャーと黒十字総統が ついに対決することになった


挑戦状を受けたゴレンジャー5人が、決戦の場に着く。
黒十字軍の戦闘員ゾルダーたちが現れる。

アカ「黒十字総統、出て来い!」

黒十字総統とゴールデン仮面が現れる。

総統「覚悟はいいな? ゴレンジャー」

アカ「アカレンジャー!」
アオ「アオレンジャー!」
キ「キレンジャー!」
モモ「モモレンジャー!」
ミド「ミドレンジャー!」
アカ「5人揃って」
5人「ゴレンジャー!!」

名乗りを決めるゴレンジャーたちを、ゾルダーたちが奇声を上げて威嚇する。

ゴールデン「待て、待て! 総統閣下、どうぞ」
総統「行くぞ!」

黒十字総統自らがゴレンジャーの前に進み出る。

アカ「雌雄を決する時が来たな、黒十字総統!」
総統「部下には手出しをするなと命じてある。勝負はどちらかが死ぬまでとしよう。いいな?」
アカ「望むところだ!」
総統「さぁ来い、ゴレンジャー!」
アカ「行くぞ、ニューレッドビュート!」
総統「ハハハ! そんなもの、痛くも痒くもないわ!」
ブルー「それではこれだ! ウルトラブルーチェリー!」
総統「何だ、そんなもの!」
キ「キレンジャー様のキーステッカー! 食らえ!」
モモ「行くわよ! モモカード!」
ミド「ニューミドメラン!」

ゴレンジャーたちが攻撃を繰り出すが、どれも効き目がない。

キ「手も足も出んばい!」
総統「その程度か、お前らの力は!?」
アカ「おのれ、レッドキック!」
アオ「空中六段蹴り!」
キ「阿蘇山頭突き!」
ミド「ミド矢車キック!」
モモ「モモキック!」

5人が連続攻撃をしかけるものの、一向に通用しない。

ゴールデン「さすが総統、お見事! 見たか、ゴレンジャー!」
アカ「モモ、ゴレンジャーハリケーンだ!」
モモ「OK! ゴレンジャーハリケーン・ギロチン!」
アカ「行くぞ!」
モモ「行くわよ、ミド!」
ミド「OK、キ!」
キ「まかせんしゃい、アオ!」
アオ「オーライ! アカ、グライディングトライだ!」
アカ「OK、エンドボール!」

必殺武器ゴレンジャーハリケーンがギロチンに変形し、黒十字総統の首を切断する。

キ「やったばい!」
ゴールデン「あぁっ……!?」

しかし、地面に転がった頭部が宙を舞い、黒十字総統の体に繋がり、元通りとなる。

総統「ハッハッハ!」
アカ「不死身だ……!」
総統「さよう、わしは不死身だ。たとえこの地球上のいかなる武器、弾薬をもってしてもわしを倒すことはできん。たとえ水素爆弾を浴びても平気だ!」
アカ「化け物め……」
キ「どうしたら奴を倒せるんじゃい!」
総統「お前たちの芸は見せてもらった。今度はわしの芸をお見せする番だ。黒十字スパーク!」
5人「うわぁ──っ!!」

ゴレンジャー5人が高圧電流攻撃を浴び、あえなく倒れる。

総統「たわいの無い奴らめ……ゴールデン仮面」
ゴールデン「はっ」
総統「たとえゴレンジャーといえども、赤子の手を捻るが如しなり」
ゴールデン「はい。総統閣下、お見事でございます」
総統「とどめだ、黒十字剣」

ゴールデン仮面の差し出した剣を、黒十字総統が抜き、倒れたままのアカレンジャーに突きつける。

総統「必殺、黒十字剣! ……う!? あ、あ……あぁっ……!? 苦しい……うぅっ……! 苦しい、皆の者、苦しいぞ!」
ゴールデン「閣下!?」

黒十字総統がこれまでの不死身ぶりがウソのように苦しみ出すと、その場に倒れる。
胴がするすると萎縮し、巨大な黒十字型の頭部だけになってしまう。
必死に立ち上がるゴレンジャー5人。

ゴールデン「カシオペアだ……」
アカ「カシオペア?」
ゴールデン「早くシェルターを持って来い! 閣下を早くシェルターへ!」

戦闘員たちがシェルターを用意し、頭部だけとなった黒十字総統をその中へ運び込む。

総統「う……気をつけろ…… ゆっくり、ゆっくり運べ……」
ゴールデン「総統閣下。ゴールデン仮面、一命を投げ打つ覚悟にございます!」
総統「命を……燃やすのか……?」
ゴールデン「はっ!」
総統「頼んだ……ぞ…… う…… うぅ……」
ゴールデン「早くお連れしろ!」

戦闘員たちがシェルターを運び去る。

アカ「待て、黒十字総統! まだ勝負はついておらんぞ!」
ゴールデン「総統閣下は戦える状態ではない。この私が相手になる。行くぞ!」
アカ「よぉし、行くぞ!」
ゴールデン「来い!」
アカ「ニューレッドビュート!」
ミド「ミド矢車キック!」
キ「阿蘇山車!」
モモ「いいわね、いくわよ!」
アオ「ウルトラブルーチェリー!」
アカ「とどめだ、ヤリビュート!」

嵐のような連続攻撃がゴールデン仮面に降り注ぐ。

キ「どうじゃい、参ったか!?」
ゴールデン「うぅ…… ゴールデン仮面は死なず…… ただ、散りゆくのみ……」

ゴールデン仮面が消滅し、無数の金粉と化す。

ゾルダーたち「ゴールデン仮面大将軍に、敬礼! 退けぃ!」

ゴールデン仮面の死に様にゾルダーたちが敬礼し、退散する。
金粉が風に乗り、ゴレンジャーたちのもとにも降り注ぐ。

ミド「何が大将軍だ。ヘボ将軍じゃないか」
キ「まったくじゃのう」
モモ「この金粉、なかなか取れないわ」
アオ「ゴールデン仮面の実力……あんなものとは思わん」
アカ「『ゴールデン仮面は死なず、ただ散りゆくのみ』。気になるセリフだ……」
キ「もっと気になるのは、黒十字総統じゃ」
ミド「そうだな」
アオ「あの不死身の男がなぜ急に、シェルターなんかに?」
アカ「『カシオペアだ』。確かにそう言ったな、ゴールデン仮面は」
モモ「えぇ、確かにそう言ったわ」
アカ「カシオペア…… どういう意味だ?」


東京上空に、金色の虹が架かる。
イーグル連絡員・加藤陽子の弟の太郎が、友人たちとともにそれを見上げる。

太郎たち「金色の虹だ!」「すごい! 見たこともないや」

そこへ、大岩大太が通りかかる。

大岩「おぉい! 太郎くん、何をやっとるんじゃい?」
太郎「ほら、あれ」
大岩「おぉ! 金色じゃなかとかね! ほぉ〜、黄金の虹とは珍しかとね。よっしゃ、帰ってみんなに知らせてやるばい! な、太郎くん。バイバイ」

大岩が友人たちに別れを告げ、太郎とともに帰途につく。

太郎「大岩さん、なぞなぞやろうか」
大岩「よっしゃ!」
太郎「ゴレンジャーが宇宙旅行をしました。さて、どこの星へ行ったでしょう」
大岩「ゴレンジャーが宇宙旅行とね? そうたいねぇ、宇宙にはいっぱい星があるからのぉ〜、うーん……降参じゃ」
太郎「カシオペア座だよ」
大岩「ん、カシオペア? どうしてじゃい?」
太郎「海城(かいじょう)のカ、新命(しんめい)のシ、大岩のオ」
大岩「ふむ、ペギーのペ、明日香のア。カ・シ・オ・ペ・ア、なるほどのぉ! ハッハッハ!」


黒十字軍。

ゾルダー「ゴールドレインボーが立ちました」
総統「おぉ、出たか! ゴールデン仮面が命を燃やして架けた虹だ。あの虹の下にゴレンジャーの秘密基地がある。これより総攻撃だ!」


ゴレンジャー基地の江戸川権八総司令、海城(つよし)、新命明、ペギー松山、明日香健二。

ペギー「東京天文台の報告によると、やはりあの時刻、強い宇宙線が降っているわ」
海城「イギリス・ケンブリッジの電波望遠鏡がキャッチしたところによると、同時刻、カシオペア座・Aから放電された電波とX線が、約30分間にわたって地球に降り注いでいる」
新命「カシオペア座・Aから電波とX線か……」
総司令「カシオペア座から、ときどき強烈な電波とX線が放電されている」
海城「もしかすると黒十字総統は、その宇宙線に?」
新命「そうか! あのときゴールデン仮面は『カシオペア』と言った!」
明日香「そうだったのか…… 黒十字総統はそれに弱いんだ!」
総司令「うむ。しかし、証拠がない。結論を急いではいかん」
明日香「……はい」
ペギー「カシオペア……」

そこへ大岩が駆け込んでくる。

大岩「はぁい、なぞなぞ博士の登場じゃい! はい、待ってました! そのカシオペアだがのぅ、海城、新命、大岩ちゃん、ペギー、明日香、5人の頭文字をとって『カシオペア』ですたい。カシオペアはゴレンジャーの五つ星ですたい!」
明日香「はははっ、なるほど」
大岩「ところで総司令、この上に不思議な虹ば出ておりますたい、金色に輝いておりますたい」
総司令「ん、何だって? 金色の虹?」
大岩「はいな」

一同が外に出る。

大岩「ほら、あれじゃよ。美しかじゃろう?」

遅れて明日香も外に出る。

明日香「総司令、黒十字城が接近しています!」
総司令「あの虹と関係あるな……」
ペギー「もしかすると、ゴールデン仮面?」
海城「そう言えば、体についた金粉がなかなか取れなかったな。放射線で虹を作って、基地を知らせているんだ!」

空を行く移動要塞・黒十字城。
ゾルダーが黒十字総統に、地図を指し示す。

ゾルダー「ゴールドレインボーはこの上です。この一帯が、ゴレンジャーの秘密基地に間違いありません」
総統「よぉし、絨毯爆撃だ。一気にゴレンジャー基地を奪い取れ!」

黒十字城から爆弾が投下され、コンドラー戦闘機が地上を爆撃する。
ビル群が破壊され、街が火の海となり、人々は降り注ぐ瓦礫と、燃え盛る炎から逃げ惑う。
さらにゾルダーたちがゴレンジャー基地に侵入。護衛の隊員たちをなぎ倒し、基地内を銃撃で荒らし回る。

海城たちが基地に戻ったときは、すでに基地は破壊し尽くされ、廃墟同然と化していた。

海城「ゴールデン仮面は死なず、か。ただ散り行くのみ……」
新命「しかし、まんまとやられたな。あの金粉が、ゴールデン仮面の魂だったんだ」
総司令「自ら命を絶って、敵の秘密基地を探り出す。さすがは大将軍だ」
大岩「ゴレンジャー基地は破壊されたし、帰るに帰れぬ旅ガラスたい」
総司令「黒十字軍は、すぐに最後のとどめを刺しに来る……そうなったら事だ」
新命「しかし総司令、バリドリーンの燃料も、あと10分飛ぶだけしか残っていないんです」
大岩「そうなると、空中戦もできんのぉ」
明日香「クッ、どうすりゃいいんだ……」
総司令「ただ一つの鍵は、カシオペアと黒十字総統との関係だ」
ペギー「しかし、それもはっきりとは……」
海城「……試してみればいいんだ」
総司令「ん? 試す?」
海城「黒十字総統に会って、試すんです」


鞄を手にして1人歩く海城を、ゾルダーが発見する。

ゾルダー「待てぃ! どこへ行く!?」
海城「総統閣下への贈り物だ」

ゾルダーが海城を黒十字総統のもとへ連行する。

総統「ついに観念したな、海城剛。いや、アカレンジャー。」
海城「基地をやられ、帰るところがない」

黒十字総統が、ゴールデン仮面が占いに使っていたホロスコープを指す。

総統「見ろ、ホロスコープを。火星は逆行し、さそり座に入る。だがわしは、そんな悪運を力で跳ね除けた!」
海城「安心はできんぞ。火星はさそり座を過ぎ、月の宮にあり、だ。見ろ」
総統「その卦は?」
海城「古代バビロニアの星占い曰く、『火星が月の宮にあり、そのとき月蝕起こらば、帝王は死に、国は滅びる』」
総統「なんの、なんの。先ほども申したであろう? 悪運を力で跳ね除けたと。我が黒十字軍は永遠に不滅だ! ハハハ!」
海城「これを、総統閣下に贈りたい」
総統「なんだ?」
海城「開けてみろ」

海城の差し出す鞄を、ゾルダーが探知機で検査する。

ゾルダー「火薬反応はありません」
総統「開けろ」

鞄が開けられる。中には、カシオペア座の形に輝く5つの光。

総統「う!? うわ、うわぁ! カシオペアだ!」

ゾルダーがそれを叩き壊す。

ゾルダー「ただの豆電球です」
総統「う、何!?」
海城「カシオペアになぜそんなに怯える?」
総統「貴様、わしを試したな!? ひっとらえい!」

群がるゾルダーたちを海城が倒し、無線機を手にする。

海城「見つけたぜ、総統の弱点!」

地上で待機しているアオレンジャーたち4人が、連絡を受ける。

アオ「了解! よし、行こう!」
一同「よっしゃ!」「OK!」


海城が十字架に磔にされる。
黒十字総統の指示のもと、ゾルダーたちが銃を向ける。

総統「撃て」

引金の引かれる寸前、逆にゾルダーたちが矢で貫かれる。
アオレンジャーたち4人が現れ、海城を救い出す。

キ「大丈夫かのぅ、海城どん」
海城「サンキュー。ゴーッ!」

海城もアカレンジャーに変身する。
襲い来るゾルダーたちを、ゴレンジャーたちが次々に倒す。

キ「おいどんは阿蘇山たい! 怒ればでっかい噴火山たい!」
アオ「空中6段蹴り!」
総統「死にに来よったか、ゴレンジャー! 殺せ!」
ゾルダー「黒十字ファイヤー!」

アカがゾルダーの攻撃をはねのけ、ゾルダーを一蹴。
残るは黒十字総統ただ1人のみ。

総統「かかって来い、ゴレンジャー!」

ゴレンジャーたちが一斉に攻撃を放つが、またしても攻撃は通用しない。

総統「そんなもの、わしに通じると思っているのか!?」
アカ「カシオペア・スクラム!」

ゴレンジャー5人がカシオペア座のフォーメーションをとる。
その姿に怯んだ黒十字総統に、5人のキックが炸裂。

アカ「モモ、ゴレンジャーハリケーンだ」
モモ「OK!」
アカ「ゴレンジャーハリケーン・カシオペア! 行くぞ!」
一同「おぅ!」「よっしゃ!」
アカ「ゴー!」
モモ「いくわよ、ミド!」
ミド「OK! キ!」
キ「任せんしゃい! アオ!」
アオ「オーライ! アカ、グライディングトライだ!」
アカ「OK! エンドボール!」

必殺武器ゴレンジャーハリケーンが、カシオペア座の形となって燃え盛る。

総統「うわぁ──っ! カシオペアX線だぁ──っ!!」

黒十字総統が逃げて行く。

キ「こら待たんかい! 黒十字総統!」

ゴレンジャーが黒十字総統を追い詰め、取り囲む。

キ「もう逃げられんばい! 覚悟せぃ!」
総統「おのれ、ゴレンジャーめ!」
アカ「ニューヤリビュート!」

アカレンジャーの放ったニューヤリビュートが、黒十字総統の胴に突き刺さる。

総統「うわぁぁっ!?」

黒十字総統の頭部が胴を離れ、宙を舞う。

総統「ワッハッハッハッハ! わしはマシンエンペラーじゃ! 不死身じゃ! 見ろ!」

十字型の頭部が地面に落ち、黒十字城の姿に変わる。

アカ「危ない、退却しろ!」

黒十字城がみるみる巨大化し、空に浮かび上がる。

モモ「黒十字総統の正体は、黒十字城だったのね」
ミド「マシンエンペラーとか言ったな」
アカ「黒十字総統は超天才だ。自分の頭脳を機械に植え付けてしまったんだ」
アオ「機械魔神か……」
アカ「そうだ」
キ「恐ろしか化けもんたいねぇ」
ミド「せっかく追い詰めたのに……逃げられてしまった」
アカ「逃がしはせん! アオ、バリドリーンの燃料は?」
アオ「あと10分なら飛べるぜ」


空を行く黒十字城を、ゴレンジャーのバリドリーンが追う。

バリドリーンが城内に突入。
さらにゴレンジャーたちがスターマシーンを駆り、城内に乗り込む。


ゴレンジャーは バリドリーン・スターマシーンに各々の爆弾をセットして
黒十字城を 内部から破壊しようと突入したのだ


城内のゾルダーたちを跳ね飛ばしつつ、ゴレンジャーたちが突進。
それぞれ、スターマシーンから飛び降り、スターマシーンを火薬庫などに突っ込ませる。
あちこちで次々に爆発が起こる。

アカ「脱出だ!」
一同「おぅ!」「よっしゃ!」「バーディ!」

ゴレンジャーがバーディで宙を舞い、脱出。

総統「うわああぁぁ──っっ!!」

黒十字城が大爆発。

こうして黒十字総統、黒十字軍は最期を遂げた。


沈み行く夕日を見つめる江戸川総司令と、海城たち5人。

5人が総司令に敬礼を決める。
総司令も敬礼を返す。

夜空にカシオペア座が輝いている。


こうして 黒十字軍は滅びた
地球に 再び平和が甦った

ありがとう アカレンジャー アオレンジャー
キレンジャー モモレンジャー ミドレンジャー
君たちは 無敵の戦士だ
地上の平和を守る 自由の戦士だ
君たちは星だ 永久に空に輝く 五つの星だ

さらばゴレンジャー ゴレンジャー ゴレンジャー!


おわり
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