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Yes!プリキュア5GoGo!の最終話


館長「これで世界の全てが永遠に私のものになった」

ドリームが立ち上がる

ドリーム「うおぉぉぉ!」

館長「何だ?」

しかし、プリキュア達の息は上がってる

館長「この期に及んで、何をするつもりだ?お前達に出来ることなど、もう何も無い!」

ドリーム「そんなこと無い!私達が力を合わせれば」

一同「出来ないことは無い!」

館長「愚かなり!」

それでも向かっていく

館長「諦めろ!全てが終わるのだ」

一同「まだ、終わってない!」

ドリーム「絶対に終わらせない!」

館長「無駄だ!」

シロップ「ロプ!」

フローラ「・・・プリキュア・・・」

シロップ「ロプ?フローラ」

フローラ「プリキュアの皆さんは」

シロップ「ロプ・・・」


               未来へ!永遠不滅のプリキュア5!


ミント「無駄じゃないわ!」

それでも必死に立ち向かう

館長「何度やっても同じことだ!」

圧倒的な力量差で一蹴するが、まだ向かっていく

館長「フン!」

さらに追い討ちをかける

館長「伝説の戦士プリキュア。少しは価値のあるものかと思ったがフローラの寄越したあの種と同じく、もはや無力なお前達には何の価値も無い」

シロップ「止めるロプ!」

館長「ん?」

シロップ「フローラの気持ちが、どうして分からないロプ!この種を通して、フローラはあんたに一粒の命の無限の可能性を知って欲しかっただけロプ!」

フローラ「シロップ・・・」

館長「フン!戯言を」

ココとナッツが助けてくれた

シロップ「ロプ!種が・・・」

館長「フン、下らん。そんな美しくも無いものに何の価値がある?」

ナッツ「種は育てることで美しい花も咲かせるし、その実は人々の命を支えるナツ!」

館長「花が咲いたら奪えばいい。実がついたらまた奪うまでだ」

ココ「違うココ!奪うばかりでは何も生み出せないココ!」

館長「生み出す必要は無い。奪ったものを永遠に留める事さえ出来ればそれでよい。私は世界中からあらゆる価値のあるものを没収し、エターナルのコレクションとした。お前達のような愚か者達が、貴重なコレクションを壊してしまわないように、保管する為だ。さあ、私の前から消え去るがよい!」

間一髪でローズが助けに入ったが、不利な状況に変わりはなかった

ココ、ナッツ、シロップ「ローズ!」

館長「お前が全てを託した者達はこのザマだ。フローラ、価値のあるものは唯一、お前のみだ!」

ココ、ナッツ、シロップ「フローラ!」

シロップ「メルポ!」

館長「もはやここにあるものには何の意味も無い!全てを終わりにしてやる」

絶体絶命の状態に割り込んだのはメルポだった

アクア「な、何?」

ドリーム「あれは・・・」

シロップ「メルポ!」

メルポ「メー!」

大量の手紙を飛ばす

ルージュ「手紙・・・こんなにたくさん」

アクア「これは、私達宛ての・・・」

フローラ「そうです。世界中の生きとし生ける者達の強い想いが、プリキュアの元に届いたのです」

プリキュアの活力に変わった

館長「ん?何事だ?」

ドリーム「凄い。体中に力が・・・あ、あれは?」

シロップ「フローラのバラの種ロプ。さっき、あいつに飛ばされたロプ」

館長「フン、その種か。そんな価値の無いものをどうするつもりだ?」

ドリーム「価値なんて分からない!でも、大切な命だから」

館長「ん?」

一同「ドリーム!」

ドリーム「私達は、この種に託された想いを受け取ったの。たくさんの想いが、この一粒の命に込められているの」

館長「ギッ」

ドリーム「この種を育てる気持ちがあれば、フローラさんはあなたを受け入れたのに」

館長「黙れ!」

ドリーム「こんな争い、しなくて済んだのに!」

館長「分かったような事を言うな!」

ドリーム「ミント!」

ミント「私達の希望を消させはしない!」

ルージュ「奪う事しか頭に無いあなたには分からないだろうけど」

レモネード「未来の輝き、未来の美しさ」

アクア「一粒の種が持つ無限の可能性!」

ドリーム「どれも私達の大切な宝物なの!」

ローズ「あなたの勝手にはさせない!」

攻撃を押し返した

館長「無駄だ!」

状況は一変した

館長「バカな!真の姿の私に触れるとは」

プリキュアを吹っ飛ばす

館長「どう足掻いても所詮、お前達の力では私に敵わん」

ココ「ココー!たとえ敵わなくても」

ナッツ「何度でも立ち向かうナツ!」

館長「無駄だ!」

ドーナツ国王「無駄ではないドナ!ドナドナドナ!」

ココ、ナッツ「ドーナツ国王」

ドーナツ国王「一粒の種に対するそなた達の想い、無駄ではないドナ」

ババロア女王「わらわ達の想いも同じロロ」

ルージュ「ババロア女王」

館長「下らん!実に下らん!価値の無いものは全て、消えてしまえ!」

クレープ王女「ココにナッツ」

モンブラン国王「今こそ皆の力を合わせる時モモ!」

ココ「ココ!」

ナッツ「ナツ!」

ココ「プリキュアに力を!」

ナッツ「ミルキィローズに力を!」

ドーナツ国王、ババロア女王「赤いバラと」

クレープ王女、モンブラン国王「青いバラに」

ドーナツ国王、ババロア女王、クレープ王女、モンブラン国王「力を!」

ドリーム「希望の」

一同「赤いバラ!」

ローズ「奇跡の青いバラ!」

一同「伝説の力を、今一つに!」

二つの力が合わさった

一同「プリキュア、ミルキーローズ、フローラルエクスプロージョン!」

館長「そんな種、潰してやる!」

館長の技が逆に効かなくなる

館長「お前達がいくら力を合わせようとも、私には及ばん!」

プリキュアの攻撃が押し始めた

館長「この私が押されているだと!」

種から花へ。そして花は女神の姿となった

館長「何だ、これは?プリキュアが育てたものだというのか?こんなもの、今すぐ消してやる!」

女神は館長を包み込んだ

館長「何という力だ!」

フローラ「それこそが、プリキュアと多くの願いが育て上げ、生み出した命の力なのです」

館長「フローラ!あの時私が種を受け取っていたら、私はキュアローズガーデンに受け入れられていたというのか?」

フローラは何も言わずに目で答えた

館長「私は、私は間違ってはおらん!グワーッ」

光に包まれるが

館長「このままでは終わらさん!」

アナコンディ「館長」

館長「アナコンディ・・・」

こうして完全に決着がついた

クレープ王女「見るクク」

ババロア女王「命のバラが」

ドーナツ国王「芽を出したドナ」

モンブラン国王「赤いバラと青いバラの光が、キュアローズガーデンの大地に埋もれていた命に力を与えたモモ」

世界は光を取り戻し、コレクションにされていたもの達も元の場所へ戻った。これにてエターナルは完全に消滅した

ババロア女王「ロロ。キュアローズガーデンが」

クレープ王女「甦ったクク」

フローラ「皆さん、本当にありがとうございました」

ルージュ「そんな、お礼なんて・・・」

ミルク「フローラさん。大事な青いバラをありがとうございますミル。これ、お返ししますミル」

フローラ「それには及びません。私は種を贈っただけ。育てたのはあなたです。これからもあなたの手で育てて、世界中に青いバラを咲かせて下さい」

ミルク「ミル・・・はいミル」

フローラ「夢原のぞみさん」

ドリーム「はい」

フローラ「私の代わりにキュアローズガーデンを守ってくれませんか?」

ドリーム「えーっ」

一同「えーっ!」

ミント「キュアローズガーデンを守るって」

ルージュ「ずっとここにいなきゃいけないって事でしょ?」

レモネード「ここでのぞみさんとお別れなんて、そんなの嫌です」

アクア「どうするの、のぞみ?」

ドリーム「私、キュアローズガーデンを皆に見せたい」

フローラ「え?」

ドリーム「だって、こんなに素敵な場所なんだもん。私達以外のたくさんの人達にも見せてあげたいな」

フローラ「それはキュアローズガーデンの扉を開放するという事なのですね?」

ドリーム「はい!」

一同「えーっ!」

ドリーム「だから私、皆と一緒にいっぱいバラを育てて、世界中をキュアローズガーデンに出来たらいいなって思ってるんだけど、ダメかな?」

ルージュ、アクア「のぞみ」

レモネード、ミント「のぞみさん」

フローラ「命を守る為に、ここに咲いているだけでなく、色々な世界にたくさん咲いて欲しいと私もそう思っていました。皆さんで命のバラを咲かせて下さい」

一同「はい!」

フローラ「お別れの時が来たようです」

シロップ「ロプ。行かないで、フローラ」

フローラ「シロップ」

シロップ「ロプ?」

フローラ「ここにあなたの事を大切に思ってくれている人達がいます。あなたはもう一人ではありません」

シロップ「ロプ」

ナッツ「フローラは、シロップにプリキュアと友達になって欲しかったナツ」

シロップ「ロプ?」

ココ「だから、あの時プリキュア宛ての手紙をシロップに託したココ」

シロップ「ロプ・・・」

フローラ「本当によかった」

一同「フローラ!」

フローラ「私が消えてしまっても、私の命の光は一粒の種となり、世界のどこかに新しい花を咲かせることでしょう」

ドリーム「フローラさんの花が早く咲くように、私達、一生懸命お世話します」

フローラ「ありがとうございます」

そして消えた。一粒の種を残して

ドリーム「フローラさん・・・」

ブンビー「おい新入り、お茶を入れてくれたまえ」

ブンビーは高層ビルの屋上のボロ屋で会社を作っていた

ブンビー「はい、何でもお任せブンビーカンパニー。ああ、先日はどうも。また犬の散歩ですね。え?割引券が届いてない?って何だよまだ届けてないのかよ。あ、はい申し訳ありません。今すぐお届けしますので」

電話を切る

ブンビー「おい新入り、さっさとこれ持って行けよ」

新人「おや?部下の尻拭いをするのは上司の仕事でしょう?」

ブンビー「何ぃ!代わりの身で生意気な。しかし、まずはこいつを一人前に育てて、この会社をビッグな組織にしなければ」

新人「行ってらっしゃい」

ブンビー「行ってきます。よし、やるぞ!」

のぞみ「ココ、元気?今はどこを旅してるのかな?シロップがココ宛ての手紙を届けられなくて困ってたよ。りんちゃんとかれんさんはお花のお世話の手伝いでよくキュアローズガーデンに行ってます。ガイドをしているミルクは凄く忙しそうだけど、結構楽しんでるみたい。そうそう、メルポはシロップの育てたバラなんだって。シロップと一緒にいたかったから、あの姿になってたみたい。パルミエ王国は、緑や建物が随分増えていました。ナッツが中心になって王国の皆も頑張ってたよ。こまちさんは自分で書いたお話を子供達に読んであげて、うららは歌を歌ってあげてるの。皆、元気にやっています。でも、皆で植えたフローラさんの種は中々芽を出しません。結構難しいね。種って夢とよく似てるなって思う。時間をかけてじっくり育てていけば、いつか夢は叶ってバラも咲く。そう信じて、皆頑張っています」

植木鉢が光った

ナッツ「ナツ?」

シロップ「ロプ?」

ミルク「ミル?」

のぞみ「手紙書き終わったから、早速シロップに届けてもらおうっと。よし、近道」

誰かにぶつかる

ココ「大丈夫?相変わらずだね、のぞみ」

のぞみ「ココも相変わらず、いつも突然現れるんだもん。あ、そう言えば、はい。ココに書いた手紙だよ」

直接渡す

ココ「ありがとう。僕も今日のぞみに伝えたいことがあるんだ」

のぞみ「え?」

ココ「命の光を感じたんだよ」

のぞみ「命の光?」

ナッツハウスへ

のぞみ「わー」

りん「何、のぞみ?どうしたの?」

かれん「一体何事?」

こまち「あ、ココさん」

うらら「いらっしゃい」

のぞみ「皆、見て見て」

ナッツ「ナツ。遂に芽が出たナツ」

シロップ「ロプ」

ミルク「ミル」

シロップ「皆のおかげロプ」

ミルク「早く王国の皆に知らせるミル」

のぞみ「ナッツ達も来てくれたんだ」

ココ「ココ!大きく育つといいココ!」

のぞみ「よーし、絶対素敵な花を咲かせるぞ!」

一同「決定!」

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