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●前回のあらすじ

オゾン層修復のために打ち上げられた人工衛星の故障と同時に、次々と生じた異変が人類を脅かす。

海底より酸素を破壊する藻、謎の円盤プレートと”伝説深海怪獣コダラー”の出現。
さらに宇宙の果てより、”伝説宇宙怪獣シラリー”が襲来しつつあった。

事件の鍵が円盤プレートにあると感じたアーサー隊長がこれを分析する中、コダラーを迎え撃とうとするジャックとウルトラマン

だが、あらゆる攻撃を吸収・跳ね返すコダラーの前に、ウルトラマングレートは敗北を喫するのであった・・・




ジャック「”コダラーの封印解けし時・・・・・”」

  (円盤プレートを見て語りだすジャック)

キム「もっとでかい何かが動いてるんだ!」

  (ハマーに乗ってコダラーを攻撃するキムとロイド)

ジャック「”天よりシラリー舞い降りん・・・・”」

  (UMAの画面に映るシラリーの姿)

アーサー「”舞い降りるもの”だ・・・」
ジャック「シラリーです」

  (UMA南太平洋支部の面々)
  (宇宙に浮かぶ人工衛星)

ジャック「”やがて第三のもの目覚める。全ては再び闇に還らん・・・”」

  (コダラーにマグナムシュートを跳ね返されたグレート)




●永遠なる勇者ー伝説二大怪獣登場ー



「ウルトラマングレートを失った地球に二大怪獣の恐怖が迫ろうとしていた」

  (宇宙空間を悠然と飛ぶシラリー)


  (UMA南太平洋支部ではアーサーが頭を抱えている)

アーサー「まさかウルトラマンが敗れることがあるとはな・・・・・シンドーの消息は?」
ジーン「・・・・・」
アーサー「・・くっ!・・・・アイクは?」
キム「・・・・・・・・」

  (アーサーの言葉に無言のまま、ジャックのサングラスを机に置くキム)

ジーン「不明ですが、きっと生きてます」
ロイド「私もそう思います」
アーサー「今確かなことは、UMA最大の危機に戦力を欠いてしまっているということだ! しっかり現実を見たまえ」
チャールズ「シラリーは確実に地球に近づいてます。はっきり見えてます」

  (人工衛星修理のため宇宙にいるチャールズがモニターに映っている)

アーサー「鍵はこのプレートだ。だがプレートの秘密はシンドーしか知らない」
キム「シラリーの接近速度が増しました」

  (キムの言葉に身を乗り出してモニターを見るアーサー。咆哮を上げるシラリーが映っている)




  (どこかの海岸。波打ち際に漂うジャック)

ジャック「ここはどこだ?」
グレート「空間の裂け目だ」

  (波とともに空間そのものが揺れている。その状態でグレートと会話するジャック)

ジャック「帰れるのか?」
グレート「帰ってもコダラーと戦うことができない」
ジャック「何だって?」
グレート「私はあと一度しか変身できない。この戦いでエネルギーを使い果たしてしまったのだ」
ジャック「あとたった一度しか?」
グレート「その時が我々の別れの時になる」
ジャック「地球に戻ろう!」
グレート「勝てる保証は無い」
ジャック「お願いだ! 僕にもう一度だけ力を貸してくれ!」
グレート「ジャック・・・・・・・・・・・!」

  (グレートの姿が消え海岸で漂うジャック)

  (そんな彼を砂浜まで運んだ二人。アイクと倉庫街に住む少年だ)
  (ジャックの無事を確認するアイク)


  (サルトップでやってくるUMAの面々)

ロイド「すぐ離れるぞ! コダラーはこの付近の海に潜んでるはずだ!」
ジャック「助けに来てくれたのか?」
ジーン「誰かがあなたの位置を知らせるビーコンのスイッチを入れてくれたのよ」

  (サルトップから降りてきたロイドとジーンに介抱されるジャック)

ジャック「ずいぶん眠っていたらしいな」
ジーン「一週間以上よ」

  (ロイドとジーンに抱えられ、サルトップに乗り込むジャック)




「アイクは倉庫街に住み着いた集団と行動を共にするようになっていた」

  (倉庫街を走って身を隠すアイクたち)

アイク「警察だ! 隠れろ!」

  (警察から身を隠すアイクたち)




  (一方、UMA基地。生還したジャックとアーサーがいる)

ジャック「僕が読むことができたのはそれだけです。”コダラー”と”シラリー”の名前だけで」
アーサー「そんな馬鹿なことは無い。名前を読めたんなら当然他の部分も読めるはずだ」
ジャック「ダメなんです!」
アーサー「わからんな!」




  (旧式のテレビに博物館の館長が映って演説をしている)

館長「人間は自然を破壊し好き勝手に暮らしてきた! その報いを受けるのだ!」

  (館長の演説を聞いている倉庫街の人々。アイクと少年もいる)

館長「傷つけられた地球の悲鳴が銀河に届き、海と空から助けを呼び寄せたことを知るがいい!」

少年「またカラーテレビ見れるかな?」
アイク「すぐ見れるようになるさ」

館長「あの怪獣こそ天使と呼ばれる者たちなのだ! 神の国の扉は近くまで来ている!」




  (こちらはUMA本部。モニターに映ったチャールズとそれを見ているキム)

チャールズ「あ〜ただいまマイクのテスト中、起きてる人いないの?」
キム「あたしがいるよ」
チャールズ「ああ、キム。シラリーが高周波の信号を発信してるんだ。地球の誰かと交信している可能性がある。そっちのレーダーには
なんか変化ないか?」
キム「交信だって?」

  (キムが応答した時、なにやら異変が生じる)

チャールズ「今データを・・・・緊急信号だ!」
キム「博物館からだ!」

  (画面にデータを映し出すキム)

キム「誰かが侵入した!?」



  (当の博物館では、アーサーがプレートの謎を解かんと格闘している)

館長「何かわかりましたか?」
アーサー「何とか糸口はつかめてきました。これは一見不可解な文字ですがサンスクリット語を元にした一種の暗号と思えばいいんです」

  (そう話すアーサーの背後に近づいていく館長)

館長「何とかいてあります?」
アーサー「”そして最後の夜が訪れる。追放され封印されたもの。そして第三のものが目覚める・・・”」
館長「おやすみ・・・」

  ボゴッ!(館長の言葉にアーサーが振り返るも、館長に棒で殴られて気絶してしまう)
      (気絶したアーサーを尻目に円盤プレートを奪っていく館長)



  (倉庫街で円盤プレートを掲げる館長。倉庫の上に乗り、大勢の人々の前に立っている)

館長「我々は神の使わされたものと戦ってはならん! あの怪獣たちと戦うことはすなわち冒涜である!」
  「武器を取ってはならない! 戦いでは何も解決できないことを知るべきだったのだUMAやARMYは!」

  パチパチパチ!!(館長に拍手を送る人々。その中にはアイクと少年もいる)

館長「運命を受け入れ、神の国の扉を目指そうではないか! この神の声が刻まれたプレートこそ、我々が神に選ばれた者であることの
証なのだ!」
人々「イェーーーーーーーーー!!!」

  パチパチパチパチ!!(さらに盛大な拍手をする人々)



  (一方、UMAでは頭に包帯を巻いたアーサーがいる)

アーサー「プレートを奪われてもたいしたことは無い。すでに刻まれた文字は全て写真にとってあったからな」
ジーン「文字からなにか?」
アーサー「これは旧石器時代以前に栄えた古代文明人が残したものだ。彼らはコダラーとシラリーに襲われたが生き延びることができた」
ジャック「それが祖先ですか?」
アーサー「そうだ。私はそう思う。そして同じように、我々も彼らを倒せると信じようではないか!」
ブリューワー「知ってることは残らず吐くんだな。貴様何やら詩の朗読をやったというじゃないか」

  (疑わしげにジャックに詰め寄るブリューワー将軍)

ジャック「彼らは使命を持っています。”天罰”という・・・」
ブリューワー「何ぃっ?」
ジャック「そうとしか思えません」
チャールズ「はっきりいってその天罰、誰が・・・・受けんのさ・・?」

  (モニターに映った画像で眼鏡をはずしながら言うチャールズ)

ジャック「僕たちだ」
ブリューワー「君たちの議論は全く役に立たんことばかりだ。いいかね? ワシはあのトカゲにミサイルを撃ち込む許可を得てきたんだ」

  (今度はアーサーに詰め寄る将軍)

アーサー「馬鹿なことは止めてください将軍。大気圏近くでの核爆発は大変危険です」
チャールズ「死の灰は世界中に降り注ぎ・・・・」
ブリューワー「その程度のリスクは承知の上だ! 肝心なのはまず行動だ!」
アーサー「今シラリーに手出しすればどんなことが起こるか・・・」
ブリューワー「ミサイルを撃てばはっきりする! 二百万年前のトカゲに裁かれたいのか!? 戦うことで人間の多くは生き延びることができるのだ!」
アーサー「わずかなだけです」
ブリューワー「それで充分だ!」
ジャック「人を犠牲にして怪獣に勝つんですか?」
チャールズ「将軍はそれでさぞ満足なんでしょうね!?」
アーサー「破滅だ!」
チャールズ「破滅!?」

  (プレートの写真を掲げながら宣言するアーサー。彼に近づいてたずねるジーン)

ジーン「プレートには、文字だけではない何か秘密があるような気がするんですが?」
ブリューワー「彼は当てにならんぞ。頭を殴られていかれてるんだ。ボケちまったのさ! そうだろ?」

  (ブリューワーの辛辣な言葉に返事もないアーサーたち)



  (港付近。サルトップで監視をしているジャックとジーン)

ジーン「あの怪獣たちは?」
ジャック「サメと同じでただ殺すためだけに生きている。全てを喰らい尽くすんだ」
ジーン「希望は無いの?」
ジャック「僕たちが希望を捨てなければいいのさ」
ジーン「・・・・・核ミサイルで倒せるの?」
ジャック「抵抗すれば死を早めるだけだ。倒す方法は見当たらない」
ジーン「ウルトラマンだったら?」
ジャック「彼はもう現れないかもしれないんだ」
ジーン「・・・・・彼が死んでしまったなんて・・・」



  (一方、倉庫街を探索しているロイドとキム)

ロイド「まだ人が残っていたとはな」
キム「気をつけろ。すぐ近くに誰かいるよ」

  (警戒しながら倉庫街を進むロイドとキム)

ロイド「ホントにここにあんのか?」
キム「プレートを持ち込むのを見た人がいる」

  (言いながら二人が進むと、突然大きな荷物がおちてくる)

ロイド「!!」
キム「!?」
アイク「UMAお断り!」

  (ブロックの上にアイクが立っている)

キム「一緒に基地に戻ろう!」
アイク「やるべきことがある。何千もの市民がここにいる!」
ロイド「怪獣に食われたいのか!」
アイク「よく考えろロイド! 我々は地球を破壊した罪を問われているんだ!」
キム「だからって死は選べない!」
アイク「よく考えろ!」
キム「帰ろうアイク。プレートを返してくれ!」
アイク「ダメだ!」
ロイド「あのプレートは君らには何の役にもたたん!」
アイク「あれは誰のものでもないロイド!」
ロイド「あれが必要なんだ!」

  (押し問答をしている最中、アイクの後ろから館長が現れる)

館長「どこにも逃げることは無い。ここが我々の新世界なのだ」
キム「いつまでもつかね?」
館長「平和が築き上げられるまで!」



  (咆哮を上げながら地球に接近しているシラリー)



館長「我々はこの母なる地球とひとつになるのです。死を恐れず、私たちは元々ひとつの命だったのです」

  (テレビで演説している館長。その姿を見ているアーサーと将軍)

館長「そして神の裁きによって再びひとつの命に戻って、幸せに暮らすことができるのです。さあ! 皆さん一緒に参りましょう!!」
ブリューワー「これは狂信者だ!」
アーサー「正気と狂気との間にそれほどの差はありません」
ブリューワー「私に言っているのかグラント?」
アーサー「彼の言っていることの一部は間違っていないと思います。少なくとも科学的な手段ではあの怪獣には対処できません」
ブリューワー「では世界中の伝説や遺跡を研究すれば怪獣が倒せるのかね?!」
アーサー「コダラーとシラリーを呼び出したものがいるんです。呼び出したものは何か? それが今一番の問題です」
ブリューワー「・・・・やはり君はボケたようだなグラント。とてもついてはいけん!」
アーサー「将軍。コダラーが目覚めた理由を我々はもっと考えるべきです」
ブリューワー「私が興味があるのはひとつだけ、どう葬るかだ!」

  (話がまとまらないアーサーと将軍)


  (そのころ、倉庫街にコダラーが上陸し暴れていた)
  (悲鳴を上げて逃げ惑う人々)

  (同調するかのように動きを見せる宇宙のシラリー)



チャールズ「たった今、コダラーを捕捉しました。照準に入ってます」

  (人工衛星から通信を送るチャールズ。それに反応してかけよるブリューワー将軍)

ブリューワー「焼き殺せ!」

  (うなずいたチャールズ。レーザー砲の準備をする)
  (モニターの前の席に着くアーサー)

チャールズ「お願いだ・・・当たってくれ・・・」
アーサー「衛星レーザー・・・・・撃て!!」

  
  ビュン!!(チャールズがスイッチを押すと同時に発射されたレーザー)
       (だがコダラーには当たらず、倉庫街を破壊するだけだった)


  (咆哮を上げるコダラー。地球に接近するシラリーの姿がモニターに映っている)

アーサー「ミサイルは絶対反対です!」
ブリューワー「だまれ!! 怖いというならさっさと辞表を書いてここを出ろ!」「次にシラリーが接近したらミサイルを発射だ!」

  (モニターの前で指示を出すブリューワー将軍)


  (コダラーが暴れまわる倉庫街)

館長「望むものを与えよう」
アイク「あいつは血を求めています! このままじゃ皆殺しです!」
館長「それがお望みなのだ」
アイク「いいでしょう! だけど私は従えません!!」

  (円盤プレートを持つ館長。そんな彼に見切りをつけたアイク)


  (宇宙では、シラリーが火を噴きながら地球に到達しつつあった)

「将軍の命令により、全世界のミサイル基地から宇宙空間の怪獣に向かって核ミサイルが発射された」

  ズガガガガガン!!(発射されたミサイルがシラリーに命中。大爆発が起こる)

  (衝撃で揺れるUMA南太平洋支部。チャールズから通信が入る)

チャールズ「隊長! 隊長応答してください!」
アーサー「私だチャールズ」
チャールズ「隊長の予想通りです。ヤツは爆発エネルギー全てを・・・吸収しました・・・」

  (巨大な炎の中から悠然と現れるシラリー)


  (地球ではコダラーの前に人々が逃げ惑う中、狂ったように館長が叫んでいる)

館長「ははははははははは!! 逃げるな! 素晴らしい世界が待っているぞ!」
  「ようこそ神よ! 私はあなたの忠実な僕です! この身体、あなたに捧げます!」

  (館長の姿を影から見つめるロイドとキム)

ロイド「いかれちまってる!」
キム「つまり普通の人間だったってことさ!」



「やがてシラリーは地球に到達した」

  (満月の前を横切るシラリー)

「被害を食い止めるためUMAは、ハマーで発進した」

  (ハマーに乗って街の上空を飛ぶジャックとジーン)

  ピュン!!(シラリーの目から怪光線が放たれ街を破壊していく)

  (次々と放たれる光線。ハマーに乗ったジャックたちも成す術がない)

ジーン「街を焼き払っています」
ブリューワー「自慢の武器で何とかしたまえ!」
アーサー「これはあんたのせいです!」

  (別のハマーにはロイドとキムが乗っている)

ロイド「キム、脱出しろ」
キム「あんたはどうすんのさ?」
ロイド「あいつにつっこんでやる!」
キム「だったらいっしょに行く!」
アーサー「やめるんだロイド!」
ロイド「見事に吹っ飛んで見せます!」
アーサー「シラリーから離れろ!」
ジャック「死んじゃだめだ!」
アーサー「そんなことでは倒せん! やめるんだ!!」

  (口々に反対する声を押し切りハマーを飛ばすロイド)

ロイド「UMAはやめますそれでいいでしょう!!」
ジャック「他の手を考えるんだ!」

  (そう言う間にシラリーに急接近していくロイドたちのハマー)
  (突撃!・・・・するかと思われたが間一髪よける)

ジーン「ロイドたちは無事です!」
アーサー「ヤツはどうした!?」
ジャック「我々に関心を失ったようです。他へ向かってます!」

  (安堵したように椅子にもたれるアーサー隊長)


「シラリーの放つ炎は、大都市を次々と瓦礫の山へと変えていった」

  (ビルが炎に包まれ、必死の消火活動が行われている)


「だが、怪獣を倒すはずのレーザー衛星にも異変が起こっていた」

  (宇宙を漂う人工衛星。そこから見える地球が異様な点滅をしている)
  (その様子を呆然と見つめるチャールズ)

「レーザーシステムが作動しなくなってしまったのだ」

  (異様な点滅を繰り返す地球)

チャールズ「隊長、まるでダメです。照準が合いません。この衛星は攻撃されています」
アーサー「怪獣は地上にいるんだぞ!?」
チャールズ「地球側から攻撃を受けてます。激しい電磁波が放射されて、システムのコンピューターは爆発寸前なんです!」
アーサー「プログラムエラーじゃないのか?」
チャールズ「レーザーを操作するたびに、地球全体が妙に輝いて電磁波が放射されてくるんです!」
アーサー「”第三のもの目覚める・・・・”」
チャールズ「第三のもの・・・・? それはいったい何です?」
アーサー「そう、第三のモンスターが目覚めたんだ。地球という名のな・・・・!」
チャールズ「・・・・・・・・・」
アーサー「帰還したまえ。もはやレーザーは不要だ!」
ブリューワー「本気で言ってるのか!?」
アーサー「やっと全ての謎が解けたんです。怪獣を呼び寄せたのはこの地球自身の意思です」
ブリューワー「地球自身の意思だと!?」
アーサー「この現象はそうとしか思えません」「彼は再び原初の世界を生み出すために・・・そして緑に溢れる星に戻るために・・・」
    「人間の文明がその限界を越えた時、目覚めるようになっていたんです!」
ブリューワー「そんな証拠がどこにある? しっかりしたまえ!」
アーサー「今まで多くの科学者がこの可能性を指摘しています」
ブリューワー「では我々はどんな敵と戦えばいいのだ!?」
アーサー「戦えません! なぜなら我々の敵は、人間の文明そのものだからです!」
ブリューワー「・・・・・・・・・・」


  (一方、シラリーの攻撃に曝される地球。UMAの面々が歩いている)

キム「何とかして取り返さなくちゃ!」
ロイド「援軍を頼むか?!」
キム「ブリューワーはここにミサイルを撃ち込むだろうよ!」

  (上空よりシラリーが襲来し、怪光線を放つ)

キム「少しは遠慮ってもんをおしな!」

  (爆発が起こる中、サルトップに乗って逃げるUMAの面々)

  (上空のシラリーが怪光線で攻撃する)
  (次々と放たれる怪光線をかろうじて避けながらサルトップが走る)

  

  (そのころ、UMA基地ではアイクがひったてられていた)

ブリューワー「脱走兵め、よく戻ってきたな!」
アイク「私は逃げてたわけじゃありません将軍・・!」
アーサー「なぜ戻ってきた?」
アイク「力をあわせるためです!」
ブリューワー「銃殺してやる」
アイク「・・・・・」
アーサー「信者たちと一緒にいたんだろう?」
アイク「そうです」
アーサー「彼らを守ってやらなくてもいいのか?」
アイク「だからみんなを救うために!」
アーサー「方法は?」

  (言われてカバンから例の円盤プレートを取り出すアイク)

アイク「これを!」

  (円盤プレートを受け取るアーサー)

ブリューワー「レコード盤で何ができる! 怪獣に投げつけるのか!?」
アーサー「武力の時代は終わったんですよ。ミサイルやレーザーとは違う全く新しい道、これがその答えなんです!」




  (ハマーで発進するロイドとチャールズ)

  (夜闇の中、サルトップに集まったUMAの面々)

ロイド「コダラーを誘導します」
アーサー「頼むぞロイド」

  (円盤プレートを使った何かを組み立てているUMA)

ジャック「ヤツはこれを狙ってくる」
ジーン「成功するかしら?」
ジャック「勇気を出すんだ!」

  (円盤プレートをビーム砲のようなものにセットするジーン)

  (地響きを立ててコダラーがやってくる)
  (コダラーの眼前すれすれのところを飛びまわるハマー)

ロイド「ふゅ〜〜〜〜〜!」


アーサー「プレートビーム用意!」
ジャック「まだです隊長! もう少し・・・・!」
アーサー「これが最後のチャンスなんだ! これを逃すことはできん!」
ジーン「シラリーが来ます!」
アイク「一匹でも倒せればな!」

  ビュン! ズガアン!! (UMAの面々に容赦なく放たれるシラリーの怪光線)

  (地上に降りたたんとするシラリー)

  ビュン! (プレートビームが発射されるが、コダラー・シラリーともその攻撃を吸収してしまう)

  (地上に降り立ったシラリー。コダラーと向き合う)



  (そのころUMAの面々から離れ、影に隠れるジャック)

ジャック「これで最後か・・・・・・」

  (デルタ・プラズマーを取り出し瞑想するとウルトラマングレートが出現)
  (もはや変身はこの一度のみ。グレート最後の戦いが今始まる・・・・!)

ジーン「戻ったわ!」
アーサー「やはり彼は不死身だったのか!?」
キム「彼を避けて攻撃します!」


  (戦いの構えを取るグレート)

  キィィン!! (両足から光線を放つシラリー。それを弾くグレート)
  ズガアアアン!!(弾かれた光線が地面に当たり爆発を起こす)

  (グレートに殴りかかるコダラー。これを迎え撃ち打撃をくらわせるグレート)

  (コダラーに吹っ飛ばされたところをさらにシラリーの追い討ちを受けるグレート)

  (2対ではやはり不利である)

  (ジーンがコダラーの背中にプレートビームを放つ)

  バシッ!!(今まで攻撃を吸収していたコダラーに初めてダメージが通った!)

  バリバリバリ!!(プレートビームを受け止めたコダラー。そのまま投げ返す)

  ウィィィィン!! (だがプレートはさらにそれを反射してコダラーに返す)

  ウィィィィィン!!(さらに跳ね返すコダラー)

  (さらにプレートで跳ね返されるビーム。また跳ね返すコダラー)



  ウィィィィィィィィィン!!!!!(そして、一際大きな反応で跳ね返されるビーム)

アーサー「!!!!」

  (反応の大きさに慌ててその場を離れるUMA)

コダラー「!!!!!!!!!!!」

  ズガガガガガガンン!!!!!!! (ついにエネルギーを受けきれなくなったコダラーが大爆発を起こす!)

  (コダラーは跡形も無く消滅した)

  (残ったシラリーと対峙するグレート)

  (首を振り下ろすシラリーの攻撃を受け止めるグレート。だが、胸に光線をくらって吹き飛ばされる)

  (空を飛んで襲い掛かろうとするシラリー)


「ウルトラマングレートの肉体は、長く激しい戦いの中で傷ついてしまっていた。だが彼は今、最後の力を振り絞って戦うのだ!」


  (グレートに炎を浴びせかけるシラリー)

  (上空に飛び上がり落下攻撃をかけるシラリー)
  (寸前でこれをかわしたグレート。両手よりグレートスライサーを出し、シラリーの首に切りつける!!)

  (たまらず横倒しになって力尽きるシラリー)
  (その巨体を持ち上げたグレート。ゆっくりと空へ昇っていく)

  (UMAが見送る中、ウルトラマングレートは空のかなたへ消え去った)
  (同時に光となったジャックがさりげなく地上に戻っている)

チャールズ「もう帰ってこないのかな?」
アーサー「彼は自分の命をかけて、我々のために戦ってくれたんだ。彼にとってかけがえの無い、地球という巨大な敵と・・・・」
ジャック「彼はもう一度やり直すチャンスをくれたんだよ。だからみんなで地球を守りぬくんだ」

  (ジャックの言葉に彼の方を見るUMAの面々)

ジャック「僕らを信じてくれたのだから・・・・・」


  (ウルトラマンが消えた夜空を見上げる人々・・・・)



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