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ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たちのエンディング



人々の光で実体化したウルトラマンティガと、復活したウルトラマンダイナ、そしてスーパーガッツの活躍によって、
クイーンモネラは遂に倒さた。モネラ星人の野望は阻止され、地球に再び平和が訪れた。

あれから数日後、ダイナことアスカにティガの事と「人は誰でも光になれる」事を教えた後、スーパーガッツと共に戦った
旧ガッツ隊長のイルマ参謀が、ティガ最終回の時に旧ガッツのメンバーと撮った写真を眺めていた。
すると、誰かが部屋にやってくる。

イルマ「どうぞ。」

入ってきたのは小さな少女だった。

イルマ「あら!お譲ちゃん、お部屋間違っちゃったのかな?」
女の子「ううん、イルマ隊長さんに会いに来たの」
イルマ「そう・・・」
母親「ヒカリ!」

母親の声が入る。

女の子「ママー!」

その少女、ヒカリの母親は、昔ガッツ隊員として戦い、
最終回後に、かつてウルトラマンティガだったダイゴと結婚した、レナだったのだ。

イルマ「あなた!」
レナ「お久しぶりです、隊長」
イルマ「そう、この子があなたとダイゴの?」
レナ「はい。火星生まれのスターチャイルドです。」
ヒカリ「ヒカリです」

お辞儀をするヒカリ。

イルマ「どうぞ座って」
レナ「はい」

椅子に腰掛ける二人。

イルマ「光・・・ヒカリちゃんか。すごーくいいお名前ね。」

そしてふと横を見ると、レナと同じくガッツの隊員だったホリイ・シンジョウと副隊長だったムナカタが顔を出していた。

イルマ「あなた達まで・・・」

シンジョウとどつき合いながらも、部屋に入るホリイ。

ホリイ「何しとんねんアホ!いえね、たまには隊長の顔でも拝みにいこか思いまして・・・」
シンジョウ「顔でもってお前、そんな失礼な言い方あるか!」
ホリイ「何がやねん!わしはただ素直にやな・・・」
シンジョウ「その顔のどこが素直・・」
ムナカタ「お前等、隊長の前でいきなりケンカは無いだろう」
シンジョウ「ボケ!」
ホリイ「アホ!」

イルマ「お元気でしたか?」
ムナカタ「隊長もお元気そうで・・・」
イルマ「ところで、今日は?突然みんな揃ったりして・・・」
シンジョウ「隊長がまた、前線で戦ったということを、俺たちが後から聞いて」
ホリイ「昔の、自分らの事、思い出したんです」
レナ「一緒に戦った日々や、沢山の思い出を」
ムナカタ「もう一度、隊長と話をしてみたくなったんです」
イルマ「みんな・・・・」

その頃、スーパーガッツ基地『グランドーム』から、ガッツイーグルα号が飛び立った。
乗っていたのは、クリオモス島の戦いで重傷を負いながらも、すっかり回復したマイと、アスカだった。

マイ「カンゲキー!前から一度操縦ってしてみたかったんだー!」
アスカ「あまりムチャすんなよ。もし墜落でもしたら・・・わぁ〜あぁ〜あぁ〜!」

怒ったマイがα号を回転させたのである。

マイ「また馬鹿にして!言ったでしょ、私もスーパーガッツの一員なんだからね」
アスカ「わかったよ!・・・よかったな、マイ。」
マイ「ん?」
アスカ「元気になってほんとよかった。」
マイ「なんか変、アスカ。すごい優しく無い?」
アスカ「マジ言うなよ、照れるだろ?」
マイ「それじゃお客さん、月まで飛ばしますから、しっかり掴まっててくださいね!」
アスカ「ラジャー!」

二人を乗せたα号がワープして超空間へと入っていく――――。



                           



 (終)



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