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ナレーション「ギャバンは、父ボイサーの遺骨を母と一緒の墓に埋葬した」

ミミー「折角巡り会えたのに、すぐこんなことになるなんて」

烈「いや、父さんは生きている。母さんも生きている。俺の胸の中でな」

ミミーは静かにうなづく

墓を後にすると野良犬が現れる

ミミー「あら?かわいそうに捨て犬だわ。よしよし」

烈「どうしたんだ?お前も一人ぼっちか。ははは。俺が仲間になってやるからな。ほら、よいしょ」

その影で

ホラーガール「鷹は飛び立った」

謎のトラックが動き出す




                   ドンホラーの首

その頃アバロン乗馬クラブ

豪介「よいしょ」

しばらく歩いて

豪介「おい、月子。烈はどうした、烈は?」

月子「あ、ちょっと出掛けてます」

豪介「いたかと思えばすぐ姿を消す。儂はあいつがまともに1日働いたの見たことない。クビだ。もう」

そのトラックが乗馬クラブを襲いに来た

豪介「何だ、何だ?」

喉元に銃を突きつけ次々と身柄を押さえる

小次郎がタイミング悪くバイクで帰ってくる

小次郎「烈ちゃん、烈ちゃん。いたか、烈ちゃん。あーっ、やったやった。UFOの決定的写真を撮ったんだこりゃあね、気球なんかじゃありませんよ」

当然、捕まってしまう

小次郎「ピストル!?うわーっ!」

烈が乗馬クラブに到着する

烈「さあ、着いたぞ」

人がいない事を不審に思いしばらくさがすとメッセージを見つける

烈「人質を助けたければ大岩山に来い!サンドルバ」

それに従い、大岩山に直行する

すると乗馬クラブの人達が磔にされていた

わかば「助けて!」

陽一「助けて!」

豪介「どうなちゃったんだ、これは?」

そこへギャバンは現れる

ギャバン「サイバリアン、レーザースピード!」

攻撃を掻い潜り、人質の前に着く

小次郎「おお」

ギャバン「レーザーZビーム!」

サンドルバ「おのれ、皆殺しだ、殺れ!」

既に人質は解放済みだった

ギャバン「さあ、早く!」

小次郎「ギャバン、ありがとう」

ギャバン「さあ、急いで!」

陽一「ギャバン!」

わかば「宇宙刑事よ!」

豪介「陽一!

小次郎「陽一、早く!」

豪介「もたもたするな!」

ギャバン「行くぞ!」

ギャバンとサンドルバが戦い始める

魔女キバ「おい、倅や。無茶をしてはいかん。お前はマクーのプリンスじゃ。大事な体なんじゃぞ。ゲバゲバ・・・」

サンドルバを逃がす

ギャバン「はっ、しまった!」

マクーの基地

ドンホラー「おいさんをさらわれX計画も水泡に帰した。そしてまた人質をとりながらまた逆転されおめおめと帰ってくるとは。立ち去れ!マクー城から立ち去れ!」

サンドルバ「何ですと?」

ドンホラー「今日限り親子の縁を切る!」

サンドルバ「そんな!」

ドンホラー「早く立ち去れ!さもないと!」

サンドルバ「分かりました、出て行きます」

魔女キバ「これ、倅や。この城を出てどこへ行くつもりじゃ?」

サンドルバ「銀河中を暴れまわってやる」

魔女キバ「みんながお前をちやほやしたのはお前がドンホラーの息子だったからじゃ。お前が勘当されたとあっては誰も相手にしてくれまい。それこそ、宇宙の風は冷たいぞ」

サンドルバ「どうすればいいんだ、キバ?」

魔女キバ「うーん・・・そうじゃ、一つだけ方法がある」

サンドルバ「どんな方法だ?」

魔女「ギャバンめとドンホラーを戦わせるのじゃ」

サンドルバ「ギャバンと父上と?」

魔女キバ「うまく相討ちになったら、天下はお前のもの。その作戦はじゃな・・・」

ドンホラー「何だと、もう一度申してみよ!」

サンドルバ「富士山麓に超次元高速機ドルギランのポートがあります。そこへマクー城を突っ込ませ一気に押し潰す。蒸着する間も与えず」

魔女キバ「たとえギャバンが逃げたとしてもドルギランはぺしゃんこ。つまり、未来兵器は一切使えなくなってしまう」

サンドルバ「後は魔空空間に引きずり込みとどめを刺す」

ドンホラー「ふむ」

サンドルバ「ラストチャンス、ラストチャンスをください、父上!」

魔女キバ「どうぞ」

ドンホラー「よし、やってみろ」

サンドルバ「ありがとうございます、父上」

魔女キバ「お願い」

二人は邪悪なアイコンタクトをとる

ギャバンの基地で警報が鳴る

ミミー「ギャバン、どうしたの?」

烈「分からん。ん?」

マクー城が現れる

マリーン「これはマクー城です。マクーの本部だわ」

ミミー「向かってくるわ」

烈「よし!」

ドルギランを起動させる

烈「レーザーサーチ!」

マクー城で

ホラーガール「ギャバンがマクー城を攻撃しています」

魔女キバ「よし今だ、逃げろ」

ドンホラー「サンドルバ、キバ!お前達の企みが読めないと思ってか!」

サンドルバ「ち、父上。お許しください」

ドンホラー「ギャバンを討て!それ以外お前の生きる道は無い!分かったか」

サンドルバ「はい」

一方

烈「よし、後は頼むぞ」

マリーン「はい」

烈「蒸着!」

サンドルバの前に姿を現す

ギャバン「宇宙刑事ギャバン!」

サンドルバ「行くぞ!」

ギャバンとサンドルバの戦いが始まる

ギャバン「スパイラルキック!」

ドンホラー「ギャバンを魔空空間に引きずり込め!」

ナレーション「マクーのドンホラーは地軸を操作して魔空空間と言う一種のブラックホールを作り出すことができるのだ」

ギャバン「サイバリアン!」

サンドルバ「今度こそ決着をつけてやる」

一見追い詰めたように見えたが

ギャバン「うわーっ!」

剣を取り出す

サンドルバを攻撃しようとすると

ギャバン「ミミー!」

攻撃の手が止まってしまう

ギャバン「陽一!」

正体はキバだった

ギャバン「わかば!」

ナレーション「目前のわかばや陽一が魔女キバであることは知っている。だが、ギャバンはそれに向かうことはなぜか出来なかった」

魔女キバ「長年の恨み、殺れ、殺れ!」

完全に翻弄される

魔女キバ「今じゃサンドルバ!」

ギャバン「うわーっ!」

ギャバンの脳裏に父ボイサーのことがよぎる

ボイサー「ギャバン。元気になったら一緒に戦おうな。マクーと」

ギャバン「負けてたまるか!」

魔女キバ「最後のとどめじゃ、行け!」

ギャバンのピンチに助けに来たのはシャリバンだった

サンドルバ「誰だ!」

シャリバン「宇宙刑事シャリバン!」

ギャバン「シャリバン?」

ギャバンは反撃する

ギャバン「おう!ディメンジョンオン!」

サンドルバ「うおっ!」

ギャバン「スパイラルキック!」

魔女キバ「うわーっ!」

ギャバン「ギャバンキック!」

そして形成は逆転

ギャバン「レーザーZビーム!」

サンドルバ「おのれ!戦闘円盤出撃!」

ギャバン「ギャビオン!」

ギャビオンに乗り込む

ギャバン「ギャビオン、GO!」

円盤を打ち落とし、再びサンドルバとの戦いになる

サンドルバ「キバ!」

魔女キバ「キバキバイレババ」

ギャバン「レーザーブレード!」

魔女キバがギャバンの動きを封じる

ギャバン「うわっ!」

投げたレーザーブレードが魔女キバに当たり動けるようになり、寸前でよける

サンドルバ「キバ」

ギャバン「ギャバンダイナミック!」

サンドルバと魔女キバを倒し、マクー城に乗り込む

ドンホラー「ギャバン、よくぞここまで来た」

ギャバン「貴様がマクーの首領、ドンホラーか」

ドンホラー「小僧」

ギャバン「ドンホラー、行くぞ!」

ドンホラー「お前達は下がれ。一対一で勝負だ」

ギャバン「うわっ」

ドンホラー「どうだ、小僧」

拘束を断ち切り

ギャバン「レーザーZビーム!」

ドンホラーは胴体を切り離し首だけで動いた

レーザーブレードが当たると動きが静まり

ギャバン「とどめだ!ギャバンダイナミック!」

ドンホラーを倒しマクー城は炎上する。そして下っ端兵は全員巻添いに

ナレーション「こうして、ドンホラーと共にマクーは滅びたのである」

ミミー「ギャバン!」

烈が振り向くとミミートマリーンがいた

ミミ、マリーン「ギャバン!」

そしてコム長官とギャバンが先日助けた伊賀電がいた

コム長官「紹介しよう。今度地球地区を担当することになったシャリバンだ」

ギャバンのピンチに現れたシャリバンは電だった

烈「君は」

電「シャリバンです。いつぞやはどうも」

烈「そうか、君が宇宙刑事に」

電「感謝しています。危ないところを助けていただいて」

烈「いやあ、でもよかった。仲間が一人増えたんだもんな」

電「頑張ります」

烈「ああ。しかし長官、地球地区担当刑事は俺ですよ。ギャバンです」

コム長官「君は銀河パトロール隊の隊長に昇進した」

烈「銀河パトロール隊?」

コム長官「地球のみならず太陽系全域を見てもらうことになった」

烈「えっ?」

マリーン「おめでとう、ギャバン」

ミミー「よかったわね」

烈「ああ」

電「これからもお世話になりますよ、隊長!」

烈「隊長?」

ミミー「あなたのことよ、ギャバン」

烈「ああ、俺だ」

ミミー「そう」

烈「よろしく、シャリバン」

電「はい、隊長」

二人は握手する

コム長官「見ろよ、あの美しい星を」

ナレーション「宇宙刑事ギャバンは宇宙犯罪組織マクーの熾烈な戦いは、ようやくギャバンの勝利に終わった。しかし、マクーが滅びてもまたいかなる悪の組織がこの美しい地球を狙わないとも限らない。これからも頼むぞ、銀河パトロール隊隊長ギャバン。そして宇宙刑事シャリバン」

                                           
                                           おわり

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