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(初代)ウルトラマン最終回
〜最終回「さらばウルトラマン」〜
”果てしなき大宇宙の彼方から空飛ぶ円盤の群れが地球を目指して飛んで来た
各国の人工衛星は一早くその異変をキャッチして地球上にSOSの電波を発信した
科学特捜隊パリ総合本部でも、ニューヨーク支部でも、ロンドン、モスクワ両支部でも
我が国科学特捜隊本部でもその恐るべきニュースをキャッチしていた
そして、地球全体が恐怖のどん底に叩き込まれたのである”

〜科学特捜隊本部〜
アキコ隊員「キャップ、パリ本部からの緊急指令です。読みます、
”円盤らしき飛行物体郡の地球侵入は、グリニッジ標準時間0:24と判明した
各国支部とも防衛体勢を密にせよ。ただし円盤郡の飛来目的は今だ不明で有る
よってむやみに攻撃してはならない”以上です」
ムラマツキャップ「グリニッジ0:24というと日本では..」
イデ隊員「9:24です」キャップ「あと40分しか無いぞ!藤君、
航空自衛隊に空の守りを固める様要請を出してくれ」アキコ「ハイ」
キャップ「アラシ、警察庁を通じて各県警本部に警戒警報発令!」アラシ「ハイ」
岩本博士「目標は地球の2大国だと思う」キャップ「侵略だとおっしゃるんですか?」
博士「間違い無いね、空飛ぶ円盤は1930年以来頻繁に地球に現れている
あれは偵察に来てたんだ。だが今度の場合スケールからいっても単なる偵察では無い」
キャップ「地球総攻撃」博士「敵は40年間もそのチャンスを狙っていた」

”空飛ぶ円盤の群れは目指す地球へと次第に接近していた
一方日本の空を守る為航空自衛隊の精鋭達が次々と基地を飛び立っていった”

再び本部。イデ隊員「さあ、矢でも鉄砲でも持って来いってんだ」
キャップ「イデ、言葉を謹め!地球最期の日になるかも知れないんだ!(時計を指し)
見ろ!円盤郡はあと5分で大気圏内に突入する!」

宇宙。円盤郡が宇宙衛星を攻撃する。爆発する衛星。再び本部へ
キャップ「とうとう来たか..まだ各地のレーダーには引っ掛からないか」
アラシ「まだです」電話が鳴る。ハヤタ隊員(ウルトラマン変身前)が取る。
ハヤタ「はい、科特隊本部。電波鑑識センターからです!はい、はい、了解」切る
ハヤタ「北緯28度東経155度20分、無数の飛行物体を確認!」
キャップ「ハワイ北東500キロ地点だ!」
アラシ「キャップ!ミサイルを打ち込みましょう!先手必勝、このまま手をこまねいて
見ている場合では有りません!」イデ「僕もアラシと同意見です!例え目標が
どこの国で有ろうと結局地球全体の敗北につながるんですから!出撃しましょう」
キャップ「待て、こういう地球全体の運命に関わる事件の際はパリの総合本部が
命令を下す事になってる。勝手な行動は許されん」アラシ「しかしキャップ」
キャップ「2人共冷静になれ!」 アキコ「ハヤタさん」電報を受け取る
ハヤタ「円盤は日本の方向に向かっている..おい!我々の方に来るぞ!」
キャップ「円盤が日本に!?」

円盤郡が次々と航空自衛隊の戦闘機を攻撃し進撃してくる
アキコ「キャップ、パリ本部からの指令です、読みます
”円盤郡は科特隊本部、及びウルトラマンを撃滅した後、各国を襲うものと
思われる。健闘を祈る”」キャップ「出動準備!..さっきイデが言った通り、
我々の敗北は地球全体の敗北に繋がる事になる。日本支部の生命を賭けて闘って
もらいたい!藤君は連絡員として本部に残ってくれ。出動!!」
博士とアキコ隊員以外が去る。
博士「あっ、しまった!昨日完成した新兵器を持って行ってもらうんだった」
アキコ「まだ間に合うと思います」博士「うん!」
博士が部屋から出ると何者か(ゼットン星人)に気絶させられる。博士「あっ」

〜上空で闘う円盤と科特隊〜
イデ「あっ、円盤発見」攻撃を避け円盤を落とすイデ「キャップ援護有難うございます」
ほとんどの円盤を撃ち落とすジェットビートル。

〜科特隊本部 ニセ博士が入って来る〜
アキコ「あら博士、新兵器は間に合いましたか?..!」首をしめられ気絶する
アキコ隊員。ニセ博士は銃を出し科特隊の重要機械を破壊する。

再び上空。ほとんど円盤を倒すが1つが逃げる。キャップ「ハヤタ、追うんだ!」
谷間に隠れる円盤。ハヤタ「どこ行ったんでしょう」キャップ「逃げ足の早い奴だ」
通信イデ「こちらイデ、円盤は全て始末しました!」
キャップ「イデ、アラシ良くやった」アラシ「キャップ大型の宇宙船はどうしました」
キャップ「残念ながら見逃してしまった。暫く探索を続ける。君達は本部へ帰って宜しい」
イデ「了解!イデより本部へ、イデより本部へ..アキコ隊員、アキコ隊員応答せよ」

〜気絶しているアキコ隊員、破壊された本部にイデとアラシが来る〜
アラシ「おい、藤君!」イデ「あっ藤君しっかりするんだ!おい藤君!」
アキコ「..犯人は岩本博士よ(気絶する)」2人「何?」アラシ去る。
イデ「岩本博士?よし、藤君しっかりするんだ!(アキコを抱えて去る)」
階段にてアラシ「あっ!岩本博士!博士!」キャップ「アラシ!」
アラシ「キャップ、岩本博士の様子がおかしいんです、来て下さい」

〜科特隊の庭?逃げる博士を追うキャップ達〜
アラシ「いたぞ!とあっ(パンチ)」キャップ「アラシ何をするんだ!岩本博士..あっ」
ニセ博士がゼットン星人に戻っている。ハヤタがレーザー銃を撃つ。
ゼットン星人「ゼットン、ゼットン」(星人消える)
キャップ「本部には既に宇宙人が侵入していたのか」
アラシ「岩本博士に化けて通信機や動力室をメチャクチャにしてたんだ」
ハヤタ「キャップ、宇宙人が断末魔にゼットンとか言ってましたね。」キャップ「うん」
ハヤタ「一体何の事でしょう」アラシ「あれは何だ」
地面から宇宙船が登場、中から青い玉が出現、割れて怪獣(ゼットン)が登場する!
キャップ「全進させてはいかん!本部は我々の命だ!」
ハヤタがレーザーを撃つ。ハヤタ「キャップ!マルスじゃ歯が立ちません!」

本部。気絶していた博士が気付く。博士「岩本よりムラマツキャップへ、
岩本よりムラマツキャップへ..ゴホッ」外、キャップ「こちらムラマツ」
博士「私だ、岩本だ、救助を頼む」キャップ「岩本博士どこにいるんです」
博士「本部の中だ」キャップ「えっ?(燃える本部を見る)ハヤタ、アラシ、
博士を頼む。私はマルスで出来るだけやってみる」2人「ハイ!」
先に行くアラシ。本部にせまるゼットン。ハヤタがベーターカプセルを出す

〜ウルトラマンに変身!ウルトラマン登場〜
ウルトラマン、回転してゼットンを縛る光輪を作るが破られる。

イデに支えられながら階段を降りるアキコ「あっ、ウルトラマン!」

急に目の前から背後にワープするゼットン。光線を発射、ウルトラマンは避けて
本部に穴が空く。「ウルトラ光輪」を投げるがゼットンバリヤで効かない。

アキコ「ウルトラマン、頑張って!」
ウルトラチョップをするが簡単にはじかれる。倒れるマンにのしかかるゼットン、
カラータイマーが点滅する!
”ウルトラマンの体は地球上では急激に消耗する!エネルギーが無くなると
胸のカラータイマーが鳴る。ウルトラマン、立て!”

ゼットンから逃れ、「スペシウム光線」を発射!
だがゼットンは光線をそのまま吸収し、逆に光線を反射、ウルトラマンの胸を撃つ
さらにカラータイマーに攻撃を受け、ウルトラマンは前のめりに倒れてしまう!
(なぜかあおむけで)過去の闘いのシーンを思い浮かべる。

アキコ「ウルトラマン!死んじゃダメ!立つのよ!起き上がって!ウルトラマン!
あなたが死んでしまったら地球はどうなるの?ウルトラマーン!」
アラシ「頑張れよ」イデ「立つんだ」アラシが攻撃しようとする。
博士「アラシ君!待ちたまえ、科学センターで昨日完成したばかりの新兵器だ!
これ(ペンシル爆弾)を持っていきたまえ」アラシ「はい、有難うございます」
博士「試作品だからこれ1発しか無い。仕損じるんじゃないぞ」アラシ「はい」
イデ「行こう」アラシ「よし」 ゼットンは本部をさらに破壊し初めている。
アラシ、ゼットンに向かってペンシル爆弾を投げると見事命中!
ゼットンが粉々になって肉片が落ちてくる。

イデ「おおっ!我々の勝利だ!」アラシ「まだまだ!本部の消火が先だ」
イデとアラシ、ポンプをひねって水を出し、本部の火を消していく。

博士「ムラマツ君、あれを見たまえ!」キャップ「あ、あれはウルトラマン?」
アキコ「ウルトラマンが2人?」博士「いや、あれは光の国の使いだよ」

〜ゾフィー登場、赤い玉を作ってウルトラマンを吸い込む〜
ゾフィー「ウルトラマン、目を開け!私はM78星雲の宇宙警備隊員ゾフィー。
さあ、私と一緒に光の国に帰ろう、ウルトラマン!」
マン「ゾフィー、私の体は私だけのものではない。私が帰ったら
1人の地球人が死んでしまうのだ」 ゾフィー「ウルトラマン、
お前はもう充分に地球の為に尽くしたのだ、地球人も許してくれるだろう」
マン「ハヤタは立派な青年だ、犠牲には出来ない。私は地球に残る」
ゾフィー「地球の平和は人間の手で掴み取る事に価値が有るのだ。
ウルトラマン、いつまでも地球に居てはいかん!」
マン「ゾフィー、それならば私の命をハヤタにあげて地球を去りたい」
ゾフィー「お前は死んでも良いのか?」
マン「構わない。私はもう2万年も生きたのだ。地球人の命は非常に短い。
それにハヤタはまだ若い。彼を犠牲には出来ない」
ゾフィー「ウルトラマン、そんなに地球人が好きになったのか。
よし、私は命を2つ持って来た。その1つをハヤタにやろう!」
マン「有難う、ゾフィー」
ゾフィー「じゃあ、ハヤタと君の体を分離するぞ!」

〜赤い玉が去っていく〜
アキコ「不思議な赤い玉ね」キャップ「仲間が迎えに来たんだ」
イデ「すると、もうウルトラマンは」アラシ「我々の前に二度と姿を現す事は
無いんだ」キャップ「地球の平和は我々科学特捜隊の手で守り抜いていこう」
赤い玉が分離、1つがゾフィーに戻り赤い玉を持って飛んでいく。
アキコ「ウルトラマン、さようなら!」ハヤタがやって来る。
(ハヤタは第1話でウルトラマンと同化してからの記憶は無い)

イデ「ハヤタ!どこ行ってたんだ!ウルトラマンが地球を去るぞ!」
ハヤタ「キャップ!あれですよ!あの赤い玉ですよ!僕はりゅうが森で衝突して
..衝突して今迄どうなってたのかな..」
アキコ「ウルトラマン!さようならー!」急に子供の声「さようならーウルトラマーン」

”さようなら、ウルトラマン!人類の平和と正義を守る為、はるか
M78星雲からやって来たウルトラマン。凶暴な怪獣達を倒し、宇宙からの
侵略者と闘ってくれた我らのウルトラマンが、とうとう光の国へと帰る日が来たのです
ウルトラマンもこの地球が平和な光に満ちた星になる事を祈っているに違い無い。
ウルトラマン、有難う!ウルトラマン、さようなら!”

THE END

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