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分からない漢字などは、カタカナで表記します。


その夜、W.I.N.R本部に謎の物体(繭)が落下してきた。
そしてそれはW.I.N.R本部に落ちた。
W.I.N.R本部は、大きな炎に包まれた。

ウルトラマンパワード 最終回 さらばウルトラマン

その頃、W.I.N.Rの母艦『スカイハンター』は、アメリカの上空に止まっていた。
ベック『キャップ、カイを見てきます。』
テレサ・ベック隊員は、エドランド隊長にそう言った。
エドランド『ああ。』
インカムを置き、ベックはケンイチ・カイ隊員のいる医務室へ向かった。
エドランド『ヤング。あまり無理をしない方がいいぞ。』
ヤング『はい。大丈夫です。この方が楽なんです。気がまぎれるので、ワラと痛みますけど。』
エドランド『ははは。笑わないようにな。』
おでこと頬に絆創膏を着けているジュリー・ヤング隊員は、エドランドにそう言いながら席へ戻った。

サンダース『う〜ん・・・。俺も仕事して、気をまぎらせたいなあ。
キャップ。何か打ってもいいですか?』
真剣そうな顔をしながら、
ヤングと同じく頬に絆創膏を着けているリック・サンダース隊員は言った。
ヤング『キャップ。国際防衛委員会からです。』
スカイハンターに国際防衛委員会から通信が入っていた。
エドランドは通信に出た。
エドランド『エドランドです。・・・しかし、我々は今しがた・・・。
分かりました・・・。分かってます。では。』
すぐにエドランドは通信を切った。

ヤング『もう次の任務だなんて無茶だわ。』
サンダース『勘弁してくれよ。24時間寝てないんだぜ。』
ヤングとサンダースは、困り果てた顔をした。
エドランド『ついさっきW.I.N.R本部に繭が落下した。近くの空軍基地に向かおう。』
突然の言葉にヤングとサンダースは驚く。
ヤング『繭の中には怪獣が・・・!?』

一方ベックは、カイが眠っている医務室にいた。
ベック『聞こえてるかどうか分からないけど、あなたは大丈夫。』
ベックは、まだ意識が戻ってないカイにそう言った。
ベック『どういうわけか、胸の傷がもう治り始めてるの。
不思議ね。こんなの見た事ないわ。
聞きたい事がいっぱい。一体何が起きたの?』
ベックは必死に言うが、カイは目を覚ませそうもない。
『ふう・・・。』とベックはため息をはいた。
だがベックは、カイの服の中に見た事もない小さな機械みたいな物が入ってるのに気が付く。
そう。カイがウルトラマンに変身するのに必要なフラッシュプリズムだ。
ベックはそっとフラッシュプリズムを取った。
しばらく持っていると、フラッシュプリズムの玉の部分が光りだした。

ちょうどその頃、W.I.N.R本部の前に巨大な怪獣が現れた。
ゼットンである。
落下した繭から、ゼットンが出てきたのだ。

カイは、救急車に乗せられた。
サンダース『キャップ。俺はいいでしょう?ピンピンしてんですから。』
エドランド『いいや、ピンピンどころかボロボロじゃないか。』
『はあ。』とサンダースはため息をはいた。
エドランド『お前とヤングは一通り検査を済ましたら、戻ってボディフィングルームへ来い。』
ヤング『ほら、駄々こねないで行きましょ。』
エドランド『大丈夫か?早く乗れ!』
ヤングとサンダースも、救急車に乗せられた。
サンダース『ねえ、サイレン鳴らしてくれよな?』
サンダースがそう言っているうちに救急車の扉は閉められ、救急車は病院へ向かった。
そのあと、ガルシア将軍の車がエドランドとベックの前に止まった。
エドランド『将軍。何でしょう?』
ガルシア『ミーティングの前に君に話しておきたい事がある。
乗りたまえ。基地まで送ろう。』

ガルシアは、エドランドに言った。
ガルシア『我々はW.I.N.Rのメインコンピューターが完全にやられる前に
出来る限りの情報を引っ張り出して分析してみたんだが、
どうやら知性を持ったエイリアンが活動しているらしいんだ。
そしてあの繭の中から出現した怪獣は、彼等の侵略部隊だと考えられる。
そこで、君のチームに頼みたいのだが、現在持っている情報を全てもう一度検討し直してみてくれ。
結果は2300時に統合参謀本部で行われる緊急会議で報告してもらう。』
エドランド『しかし、私みたいな者には・・・。』
ガルシア『隊長、君が頼りなんだ。』
車は、基地へ向かって走る。

そして、W.I.N.Rのミーティングが行われた。
エドランド『これが今のところ分かっている情報だ。』
エドランドは、資料を他のW.I.N.R隊員に配った。
ベック『キャップ。実は、この中には入っていない新しい情報があるんですが、
ウルトラマンの事で・・・。』
ベックは、エドランドにすぐさまそう言った。
エドランド『何か分かったのか?』
ベック『どう説明すべきか、といっても他にいい様がありませんが・・・、
ケンイチ・カイが、彼がウルトラマンです。』
ベックからの衝撃の発言に、全員驚いた。
サンダース『まさか・・・。』
ふざけていると思って、サンダースはからかう様に言った。

ベック『それじゃあ、根拠を並べるわね。
最後にウルトラマンが現れたとき、カイはローバーから消えた。
それから口には出さないけど皆気が付いてるでしょ?
彼はウルトラマンと同じ場所にケガをしてる。
でもドクターが言ってたわ。カイの傷はもう治ってるって』
ヤング『ええ、そう。傷跡がほとんど残ってないの。
奇跡としか思えない。』
ベック『奇跡なんかじゃない。治してもらったのよ。
カイの身体の一部は人間ではなく、他の生命体と融合しているんです。』
エドランド『あの日、最初の繭が落ちてきた日に初めてウルトラマンを見た。
カイはあの時も消えたぞ。』

ベックは、ヤングに尋ねた。
ベック『あなたは、交信が途切れる前にカイが光に包み込まれると言ってたわよね。』
ヤング『赤い光を・・・!?』
ベック『ウルトラマンが消える前に彼を包み込んだのと同じ光じゃない?』
ヤング『そうだわ・・・。あれよ!』
サンダース『そんなバカな・・・。』
信じられない表情をしているサンダース。

今度は、エドランドがベックに尋ねた。
エドランド『いや、ちょっと待て。
仮に、仮にもしもカイがウルトラマンだったとしよう。
カイが、ウルトラマン・・・。どうすればいいんだ・・・?
カイは、いやウルトラマンは阻止できるか?この侵略を・・・。』
ベック『分かりません。でも、ウルトラマンのデータはかなり集めました。
現れるときと消えるときのパターンや、
ナイフを持った怪獣、繭の様な宇宙船の事。
そしてそれらをつなぎ合わせると、
ある結論が導き出せたんです。
それはまるで、あの怪獣との戦いは、ウルトラマンを試すテストというか・・・。』
サンダース『テスト?
じゃああの怪獣が中間テストだったとしたら、今度の怪獣は卒業テストって所かい?』
ベック『そうかも知れないわね。
つまりこの侵略はバルタン星人によるもので、
彼等は密かにウルトラマンを観察してたのよ。
その情報を、フルに活用して今回の怪獣を生み出したのかも知れないわ。
ウルトラマンの最強の敵を。』

エドランド『山に現れた怪獣の音波は分析したか?』
ベック『信号には違いないんですが、翻訳不可能でした。
でも恐らくウルトラマンが現れた事をバルタン星人に報告したんでしょう。
観察しろと。』

ベックは、ポケットからフラッシュプリズムを取り出し、皆に見せた。
ベック『この装置が、あるきっかけを作り、カイを変身させているようです。
ウルトラマンと同じ色をしてるでしょ?』
サンダース『はあ・・・。話がどんどんブっ飛んできたな・・・。』
ヤング『もし新しい怪獣がウルトラマンを倒したら、地球は終わりね・・・。』
エドランド『いや、そんな事になってたまるか。
今まで我々は、ウルトラマンに助けられてばかりだった。
今度は我々が彼を助けようじゃないか。』
サンダース『どうやって・・・?』
エドランド『そこまではまだ考えてないが・・・。
よし、私はこれから統合参謀本部で会議だ。
その間皆で話し合ってくれ。』
ベック『そこでウルトラマンの事は言うんですか?』
エドランド『いや、話しても余計な懇談を招くだけだろうから、
我々だけの秘密にしておこう。いいな?』

一方その頃、謎の飛行物体が地球へ向かっていた。
サイコバルタン星人と呼ばれる宇宙人を乗せた宇宙船だった。

W.I.N.R本部前には、ゼットンの攻撃を行う戦車が集まっていた。
隊長の合図と共に戦車はゼットンに向けて砲撃を開始した。
攻撃が当たっても、ゼットンはビクともしない。
そしてついには、W.I.N.R本部に攻撃が当たってしまった。
『撃ちかたやめ!』と隊長は合図する。
だがゼットンは、口から衝撃波を発射した。
ゼットンの攻撃を受けて、戦車はやられてしまった。

ちょうどその頃、エドランドはガルシアと会った。
ガルシア『エドランド隊長!』
エドランド『ああ、ガルシア将軍。
どうかなさいましたか?』
ガルシア『ついさっき新しい情報が・・・入ったんだ。
巨大な宇宙船が地球の軌道に入ってきた。
中には侵略部隊が乗っているに違いない。
だとすると、W.I.N.R本部の前に立っている怪獣の目的は一体何だろうか・・・。』
エドランド『それについては今私の部下に、仮説を立てさせているところです。
しかし、まだ何とも申し上げられません』
ガルシア『では、ざっとで構わんから作戦を教えてもらえんか。』
エドランド『それもまだ結論は出ていませんが、
ただ、今度の怪獣には、
通常のいかなる兵器も全く通用しないと思われます。』
ガルシア『となると、核攻撃を考えねばならんかな。』
エドランド『そんな・・・。
核兵器を使えば、何千って人間が死にます!』
ガルシア『そうとも。だから核攻撃は最悪の場合だ。
勿論その場合は、市民を全て避難させるようにする。』
エドランド『しかし、将軍・・・、放射能の雨だけでも、
地域全体を汚染するかも知れないんですよ!
死の町になってしまいます!』
ガルシア『何か手をうたねばこの地球は死の星になってしまう。
あらゆる手段を検討する必要があるんだ。
とにかく、まだ作戦の結論が出ないのなら、
地球タイに戻って話し合い何かひねり出してくれ。
それが最優先だ。』
ガルシアはそう言いながら帰った。

その頃医務室では、
ベック、ヤング、サンダースの3人が来ていた。
ベック『目を覚ましそうにないわ。
激しい戦いだったものね。』
サンダース『カイが、ウルトラマンだなんて、信じられないよ。
こんな、小さなヤツがさ・・・。』
サンダースは、ショックを隠せなかった。
ヤング『さあもう、ラボに戻りましょ。』
3人は医務室を後にした。
だが、出る直前にサンダースがカイに言った。
サンダース『頑張れよ。』

そして3人は、このフラッシュプリズムを調べていた。
ベック『軍の機械は古いから、分析にてこずりそうだわ。』
サンダース『魔法のカプセルの分析なんかしても、仕方ないんじゃないの?』
ヤング『他にいい考えがあるんなら言ってみて。』
サンダース『う〜ん・・・。見た目は凄くベーシックなのに、中身はきわめて複雑。
一体何だろ?』
ベック『そうね。超小型のレーザー発生器とでもいうところかしら。
内部のパワーグリッドは弱くて、光を増幅させる程度のエネルギーしか出ないわ。』
サンダース『つまり時間かけて分析してみたらただの懐中電灯だったってわけか?』
そのサンダースの言葉で、ベックは何かをひらめいた。
ベック『そうか・・・!これを見て。
アンペア数を上げて、ソーラーパワーでグリッドを充填させれば、
この小さなカプセルは、従来のどんな物よりも
強力で密度の高いレーザーを発生できるわよ。』
ヤング『じゃあ、怪獣を倒すのに使えるのかもしれないわね。』
サンダース『電池突っ込めばそれでOKか。』
ベック『そこが問題なのよ。
必要なエネルギーを生み出せるだけのソーラーパワーをどこから持ってくるか・・・。』

ヤング『キャップ。ちょっといいですか?』
ヤングはエドランドを呼んだ。

医務室では、
カイは眠ったままだった。
だが、ここで赤い光が発生した。

ちょうどその頃、
サンダース、ベック、ヤングは、エドランドにベックの検証を語った。
エドランド『レーザーで?』
サンダース『ええ。怪獣どもをブっ飛ばして、
元いた星に送り返すほどのパワーです。』
ヤング『ただし問題はエネルギー源です。
充分なソーラーパワーを発生させるのは簡単ではありません。』
エドランド『私の記憶が正しければ、確かこの基地で、
SDI計画の一環として、軍事衛星を打ち上げ準備中のはずだ。
その動力源が太陽熱なら、使えるか?』
ベック『そのはずです』
その時、医務室で赤い光が発生した。
ヤング『キャップ・・・!』
4人は医務室へ向かった。
ヤング『あの光だわ!』

カイは、赤い光の中にいた。
ウルトラマン『ケンイチ・カイ。済まない。君を苦しめる事になってしまった。
ここまで完璧に同化できるとは思っていなかったのだ。許してくれ。
これ以上君の身体を傷つけるわけにはいかない。』
カイ『何を言うんだ。俺の身体を離れるつもりかい?
俺がいないと、地球上では生きられないんだぞ!』
ウルトラマン『短い時間だが大丈夫だ。すぐにカタをつける。』
カイ『待ってくれ、行くなよ!』
ウルトラマン『カイ、私は光だ。
二度と会えないわけではない。
誰の心の中にも光はあるのだ。
目を開いて周りを見れば、きっと私が見える。さらばだ!』

赤い光が消え、カイの意識が戻った。
ベック『ウルトラマン…?』
カイ『彼は行ってしまった…。』

赤い光と共にウルトラマンが現れた。
ウルトラマンとゼットンの一騎打ちが始まった。

ウルトラマンは突進するが、
ゼットンの衝撃波で阻止されてしまった。

次にウルトラマンは、ジャンプでゼットンの後ろについたが、
すぐに振り向かれる。
すぐさまメガ・スペシウム光線を発射するが、
ゼットンによって跳ね返され、W.I.N.R本部に直撃した。

その頃スカイハンターでは、
レーザーの発射準備に取り掛かっていた。
エドランド『準備はいいぞ。そっちはどうだ?』
ベック『例のカプセルを設置したところです。
これに衛星のエネルギーを受けて、
充分な照射エネルギーがアウトプットされれば、
コンマ状コイルが作動し始め、そして、
増幅された光がクリスタルを貫きます。
この結果生じた光線は怪獣の分子構造を破壊し、
分解させてしまうはずです。』
エドランドは、頭を悩ませていた。
カイ『あの…。通訳しましょうか?』
エドランド『うむ。』
カイは、分かりやすいように説明した。
カイ『衛星からフラッシュプリズムに
ソーラーエネルギーを送ると、
プリズムから強化されたレーザーが発射されて、
怪獣は吹っ飛びます。』
エドランド『ふむ。』
ベック『だからそう言ったじゃない。』

ウルトラマンは、もう一度突進するが、
ゼットンに投げ飛ばされてしまう。
起き上がり、すぐにパワードスラッシュを使った。
だが、ゼットンの腹部で吸収された。

スカイハンターの司令室では、サンダースが待機していた。
カイ『まだ発進しなくていいのか?』
サンダース『レーザーをテストした方がいいだろう。
失敗したらどうする?
一か八かなんてのは御免だぜ。』
カイ『でも、フラッシュプリズムは攻撃用の兵器じゃない。
まともにレーザーを撃てるのは一度だけかも知れないんだ。
危険だからテストはするな!』

ウルトラマンの攻撃はゼットンには効かない!
ついに胸のカラータイマーが赤になった!

サンダース『方向制御装置良し!』
ベック『了解、サンダース!
パワーフラッグスに注意して!』
そのあと、ガルシアの車がエドランドの前に止まった。
『将軍…。』
『激励に来たんだ。
それから宇宙船に関する最新情報を伝えにな。
ただし、あまり楽しい情報ではないぞ。
謎の宇宙船はW.I.N.R本部にの前にいる怪獣の方へ向かっているようだ。』
『早速対処します!』
敬礼をするエドランド。
『我々も出来る限りバックアップしよう。
幸運を祈る!』

カラータイマーの点滅は更に激しくなっている!
このままでは危ない!
ウルトラマンはメガ・スペシウム光線を
ゼットンに向けて発射した!
だがゼットンの腹部に吸収されてしまった!
もう一度メガ・スペシウム光線を発射した!
そしてW.I.N.R本部の壁を使って跳ね返したが、
それも吸収されてしまった!
再びメガ・スペシウム光線を発射した!
そしてついにゼットンを倒した!
その影響か、W.I.N.R本部は爆発を起こした!
ついにはカラータイマーの光が消え、
ウルトラマンは力尽きてしまった!

その時カイは、何かを感じていた。
ベック『カイ、どうしたの?』
カイ『分からない。今何かを…感じたんだ。』
ヤング『準備OKです!』
エドランド『よし、では作戦開始だ!』
スカイハンターは移動した。

だが、カイがW.I.N.R本部の上空で見たものは、
力尽きたウルトラマンの姿だった。
カイ『ウルトラマンが…。』
他のW.I.N.R隊員は驚いた。
ベック『まさか…。』

そして、空からサイコバルタン星人の宇宙船が来た。
ヤング『どうしたの!?』
カイ『ヤツらが来た…。』
エドランド『何?誰が来たって…!?』
そしてその宇宙船は、花びらのように開いた。
エドランド『ヤング、敵から逃げ切れるか?』
ヤング『あまり自身がありません、キャップ。』
サンダースはすぐさま、レーザーの発射準備にかかった。
エドランド『いや、待てサンダース。撃つな、逃げろ!』
サンダース『逃げてもやられちまいます!
どうせなら思い切り戦いましょう!』
そしてサンダースは、レーザーを発射した。
だが、レーザーはすぐに停止してしまった。
サンダース『どうした!?』
ベック『今のでメインパワーが切れたの!』
エドランド『撃つなサンダース、無駄だ!』
ヤング『直撃したはずなのに…!』
サンダース『クソッ!
このまま引き下がれるか!』
サンダースは再びレーザーを発射した。
ヤング『パワーはどうしたの!?』
ベック『メインキャリアのバックアップよ。
スタビライザーが作動しなくなったら、
このまま地面にまっさかさまよ!』
エドランド『命令だ!やめろサンダース!』
サンダース『すいませんキャップ!でもやらせて下さい!』
ベック『パワーが82パーセントに落ちたわ!
あと数秒しかもちません!』

だが、2つの赤い光が目の前に現れた!
ヤング『見て!』
ベック『何なの…?』
カイ『友達だ。』

そして2つの赤い光が
サイコバルタン星人の宇宙船に向けてレーザーを発射した!
その影響でサイコバルタン星人の宇宙船は爆破した!
2つの赤い光は、地上へ向かった!
エドランド『光が本部の方へ向かっている。追えるか?』
ヤング『何とか…。』
スカイハンターは、ゆっくりと移動した。

2つの赤い光は地上に降り、ウルトラマンは赤い光となった。
3つの赤い光は、地上を離れた。

ウルトラマンを見送ったW.I.N.R隊員。
ベック『さよならって言ったみたい。』
サンダース『うん。死んではいないよな。』
カイ『ウルトラマンは言ってた。
誰の心の中にも、光はある。
目を開けば、私が見えるって。』
ヤング『う〜ん、綺麗な言葉。
どういう意味?』
エドランド『誰の中にもウルトラマンはいるのさ
そうだな、サンダース?
さあ、まだ仕事が山ほど残ってるぞ、行こう!』
ベック『はい、キャップ。』
カイとサンダースは、お互いに肩を叩いた。


THE END

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