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ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロのエンディング
ウルトラマンゼロの活躍により、ダークロプスゼロは倒され、宇宙の歪みに飲み込まれていたレイとヒュウガは脱出を果たした。
スペースペンドラゴンの中で、レイとヒュウガが目覚める。
宇宙の歪みに飲み込まれてから止まっていた計器類が動き出し、時計の刻む音が響いている。
レイ「はっ…… ここは、どこだ!?」
ヒュウガ「時計が動いてる!?」
レイ「ボス!」
ヒュウガ「ん? ……これは!?」
2人の目の前に、ペンドラゴンを飲み込んだ空間の歪みが広がっている。
ヒュウガ「時間も場所も、歪みに吸収される直前に戻っている!?」
レイ「今までのは、夢だったのか……?」
通信音。
通信『聞こえてるか、ペンドラゴン?』
ヒュウガ「ん?」
通信『こちらはペンドラゴン。船長のヒュウガだ』
レイたちが空間の歪みの向こうの惑星チェイニーで出会った、別次元のヒュウガの声である。
ヒュウガ「無事だったのか!」
通信『あぁ。こちらは全員無事だ。俺もハルナもクマノもオキも、それにレイも!』
ヒュウガとレイが安堵の笑みを漏らす。
通信『歪められた次元が元通りに修正されたお陰でな。ありがとう! ……』
やがて前面の歪みが消え、それとともに通信の声も途絶える。
ヒュウガ「ヒュウガ船長!? ボス! …… ありがとう!」
2人が笑い合う。
ヒュウガ「多次元宇宙も、我々の宇宙も、消滅の危機は救われた。さぁ、俺たちも帰ろう!」
レイ「……」
ヒュウガ「どうした?」
レイ「いや、ウルトラマンゼロは……」
ヒュウガ「……ハハッ、なぁに。きっと大丈夫さ!」
不安がるレイの肩を、ヒュウガが頼もしげに叩く。レイに笑顔が戻る。
ヒュウガ「よぉし! スペースペンドラゴン、発進!!」
レイ「了解!!」
ペンドラゴンが加速し、一気に宇宙の彼方へと発進する。
その後ろ姿を見送っていたウルトラマンゼロが、敬礼を送り、どこかへと飛び去って行く。
(終)